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トイレのオーバーフロー管はどんなもの?交換費用や交換方法を解説!

2023年01月13日 トイレ

トイレタンクにはさまざまな部品が取り付けられています。トイレはこの部品たちが、それぞれと干渉することで給水・止水が行われる仕組みです。

その中でも給水や止水をコントロールするとも言える「オーバーフロー管」は、細い筒のような形をしていて、いくつかの部品と結合しているのが特徴です。今回はトイレタンクの中でも重要な役割を担うオーナーフロー管の特徴や交換費用などについてご紹介します。

トイレのオーバーフロー管とは?

オーバーフロー管とは、トイレタンクの中にある部品のことで、筒状で他の部品とつながっており、給水や止水をコントロールする特徴があります。強度が高くないといった欠点があることから、タンク内の清掃を実施する際は取り扱いに注意しなければなりません。

使用用途
オーバーフロー管は、タンク内の水位を正常に保つために取り付けられています。万が一水位が何らかの異常によって溢れそうなときでも、オーバーフロー管が余分な水を取り込み、便器に流れる仕組みです。

そのような特徴から、オーバーフロー管はトイレタンクの水位を正常に保つために欠かせない部品と言えるのです。オーバーフロー管によって余計な水を取り込み、便器に流さなければならない理由としては、以下のことが考えられます。

・ボールタップに劣化がある
・浮き球に劣化がある

トイレのタンクにはいくつもの部品が取り付けられていて、それぞれが正常に機能することで給水や止水が行われています。

そのため、オーバーフロー管が余計な水を取り込み、便器に排水する場合は、ボールタップや浮き球など、給水・止水に欠かせない部品に異常があると考えましょう。

なおオーバーフローの先端には正常な水位をひと目で確認できるよう「WL」といった文字が記載されています。

一般的なトイレタンクの水位は、このWLから2cmほど少ない程度に設定されているため、WLを超える水位が確認できた場合は、トイレタンクの部品を一つひとつ確認することが求められます。

トイレのオーバーフロー管が破損した場合に考えられるトラブル

オーバーフロー管は、トイレタンクの水位を正常に保つために欠かせない部品の一つです。そのため、オーバーフロー管が破損すると、さまざまなトラブルにつながります。

たとえばオーバーフロー管にヒビが入っていると、レバーを引いていないのにもかかわらず便器に水が漏れ続けると言ったトラブルが起きます。いつまでもチョロチョロと流れ続け、音や水道料金への懸念にもつながることから、早急に対処することが大切です。

この現象は、オーバーフロー管の特徴によって起きると考えられます。オーバーフロー管は、トイレタンクの水位を正常に保つために取り付けられています。

何らかの異常によってトイレの水位が正常に貯まらない場合は、オーバーフロー管を通じて余計な水を便器に流す仕組みであるのに、オーバーフロー管そのものに劣化があると、その隙間から水が入り、いつまでも水が流れ続けてしまうのです。

オーバーフロー管のほかにも、ボールタップや浮き球も劣化などの異常によって破損などがあれば、オーバーフロー管を交換しただけでは水漏れのトラブルは改善しないため、一度も部品交換を行っていない場合は、全ての部品を確認し、異常がないかを調べる必要があります。

トイレの水があふれたときの応急処置

トイレタンクなどの異常によって水が溢れたり漏れたりするようであれば、トイレタンクの異常を確認するためにも、一度止水栓を閉めるよう心がけてください。

止水栓を閉めないと、温水洗浄便座の種類によっては、人感センサーによって便器内の水を流す可能性があり、うまく点検ができません。

止水栓を閉めるときは、マイナスドライバーを使うドライバータイプや、レバーをひねって操作するレバータイプなどがありますから、止水栓の形状に合わせて操作しましょう。

トイレのオーバーフロー管 自分で取り付け交換は可能?

オーバーフロー管に異常が見つかった場合は、自分で交換することが可能です。DIYに慣れている方であれば、方法を把握するだけで速やかに対処できるでしょう。

ただし、DIYの経験がない方や、はじめてトイレタンクの中を見る方、修理や交換の際に不安がある方は水道業者に点検・交換を依頼するのが望ましいでしょう。

自分で交換する際のメリット・デメリットを押さえよう
オーバーフロー管は自分で交換可能であるものの、メリットやデメリットがある点を視野に入れたうえで実施するのが望ましいです。

自分でオーバーフロー管を交換した際のメリットとしては、修理費用を最小限に抑えられる点があります。水道業者に依頼すると、出張費や作業費用などがかかるため、費用を抑えたい方は自分で交換するのが良いでしょう。

一方デメリットには失敗しやすい点があります。型番を間違えて購入してしまった、オーバーフロー管を取り外す際、別の部品も壊してしまったといった二次トラブルにつながる可能性があるため、デメリットも把握したうえで交換するよう留意しましょう。

オーバーフロー管の交換方法
オーバーフロー管の交換方法は以下の通りです。

1.止水栓を閉める
2.タンクの水を抜く
3.ナットなど部品を緩める
4. タンクを持ち上げて取り外す
5.オーバーフロー管を取り出す
6.新しいオーバーフロー管に交換する
7.タンクを元に戻す
8.チェーンを調整する
9.止水栓を開く
10.動作確認を実施する

止水栓を開かずに動作確認を実施しても、水は流れません。止水栓の開閉状況をしっかりと確認したうえで実施しましょう。

オーバーフロー管の交換を水道業者に依頼する場合に留意すべきこと

オーバーフロー管の異常が見つかり、水道業者に交換を依頼する場合は、以下の点に留意しましょう。

・自分で修理するよりも多くの費用がかかる
・すぐに対応するわけではない(状況によっては数日かかる場合もある)
・悪徳業者に注意する必要がある

オーバーフロー管はホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。最近では型番をチェックしたうえで、ネットショップでも気軽に購入できます。最安値で調べれば、水道業者に依頼するよりも大幅に低価格で交換できるものです。

修理費用を安く抑えたい方、速やかにトイレの異常を解決させたい方は、ホームセンターに同じ形状のオーバーフロー管が取り扱われているか、値段はいくらなのかを問い合わせて見ると良いでしょう。

慎重に取り扱うことができるのであれば、自分で交換することを検討してみるのもおすすめです。

水道業者に依頼する場合のメリット・デメリットを押さえよう
水道業者にオーバーフロー管の交換を依頼する場合は、当然ながらメリットもデメリットもあることを視野に入れましょう。

水道業者に依頼する際のメリットとしては、適切な処置が行われる点や、ほかにも異常がある部分は合わせて交換・修理などを打診する点です。

素人目では判断できなかった異常も同時に見つけられる場合が多いため、二次トラブルの可能性を未然に防ぐことができると考えられます。

一方、デメリットには費用が高い点やすぐに対応してもらえない可能性がある点などがあります。大型連休に入る直前や深夜、水道管凍結が起きやすい天候・地域の場合は数時間から数日待たなければならないケースもある点は、デメリットと言えるでしょう。

水道業者に依頼する場合修理費用相場
水道業者にオーバーフロー管の交換を依頼した場合の修理費用相場は、10,000円~25,000円といわれています。

オーバーフロー管のみを用意するのであれば、価格の安いものでも400円ほどで手に入れられるため、非常に高額であることがわかります。

ただし、トイレタンクの中には複数の部品があり、細心の注意を払いながら作業しなければなりません。交換作業に不安のあるかたは、できるだけ水道業者を頼ることが望ましいでしょう。

まとめ

本記事ではトイレのオーバーフロー管の特徴や交換方法、水道業者に依頼した際の修理費用相場についてご紹介しました。

トイレタンクにはさまざまな部品が取り付けられていることから、細心の注意を払ったうえで作業を進めなければなりません。DIYに慣れていない方や、作業そのものに不安のある方は、水道業者による点検・修理を検討しましょう。

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