分岐水栓の上手な取り付け方とは？方法を解説 -はままつ水道職人 -浜松の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水栓の取り付けと聞くとハードルが高く感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、水栓の取り付けは必ずしも業者に依頼しないといけないわけではなく、自力でも取り付けることが可能です。

また、自分自身で行うことで業者へ依頼するよりも格段と費用を抑えられ、節約にも繋がります。自分で行えば時間を気にする必要がないことも魅力の一つです。

実は自力で水栓を取り付けるのは、メリットが多いです。本記事では、自力で水栓の取り付けを行う方法や食洗器の分岐水栓を選ぶときに確認したいポイント、分岐水栓の取り付けを業者に依頼する場合の費用相場について解説します。

自力で分岐水栓の取り付を行うには？

分岐水栓を取り付ける際には、レンチとドライバーといった工具が必要です。万が一、このような工具が自宅になくても、ホームセンターなどで手軽に購入することができます。

ただ、レンチは特定のサイズでしか使用できないため、サイズがわからない時はモンキーレンチやウォーターポンププレイヤーを使用してください。水栓の種類によってはドライバーが不要な場合もあります。

シングルレバー混合水栓は分解する際にドライバーが必要なので、プラスドライバーとマイナスドライバーを用意しましょう。基本的には、これらの工具があれば十分ですが、場合によっては他の工具も必要になることがあります。自分自身で調べるか、メーカーへ問い合わせをするなどしてあらかじめ確認しておきましょう。

食洗機の分岐水栓を選ぶときに確認しておきたいポイントを紹介


食洗機の分岐水栓は、基本的にホームセンターやネットなどで誰でも手軽に購入することが可能です。しかし、分岐水栓は家庭によって合う種類が異なります。

そのため商品の種類も多く、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いです。自宅の水栓の種類を事前に確認し、正しいものを選びましょう。選び方を把握していれば難しく考える必要はありません。

蛇口が全メーカー共通の単水栓や混合水栓だった場合には、4種類程度の決まった分岐水栓の中から選ぶことになります。ただ、メーカーオリジナルのデザインであれば、専用の分岐水栓を選ぶ必要があるので、見つけ出すのが少し難しいかもしれません。基本的には、蛇口の裏側などにメーカー名や製品番号が書かれたシールが貼られています。

これらを確認して、メーカーに問い合わせると水栓の品番などを調べられます。またこの場合は、分岐水栓メーカーのホームページなどで品番を調べ、直接合う商品を購入するのが確実です。

例えばメーカーがTOTOだった場合、｢水栓金具品番特定システム 見つかるちゃん｣というサービスがあります。これを利用すれば、水栓金具の品番も簡単に調べられるのでおすすめです。

蛇口にメーカーや製品番号のシールが貼られていなかったり、シールが破損してしまっていたりする場合は、パナソニックで行っている｢分岐水栓サポートデスク｣というサービスを利用しましょう。

このサービスは、メールで水栓の写真を送ると最適な分岐水栓を提示してくれるもので、比較的早急に対応してもらえます。困った時はこちらを利用してみると、家庭の水栓に合う商品を簡単に見つけ出せるかもしれません。

自力で食洗機の分岐水栓を取り付ける方法

食洗機の分岐水栓を取り付ける際には、正しい取り付け方法や順番で行う必要があります。

誤った方法で行うと、結局業者へ依頼することになってしまうので注意しましょう。食洗器の分岐水栓を取り付ける手順は次の通りです。

1. 取り付けたい分岐水栓と必要な工具を用意し、シンク下にある止水栓を閉める。
2. 蛇口本体を分解し、分岐水栓を取り付ける。
3. 蛇口を組み立て、分岐部分をしっかりと締めて固定する。
4. 元栓を閉めて、水漏れが発生しないかを確認する。

もし、シンク下の止水栓が見当たらない場合は、水道の元栓を閉めて上記の手順で作業してください。

また、元栓を閉めていると全体で水が使えなくなってしまうので作業完了後に元栓を開けることを忘れずに覚えておきましょう。

分岐水栓の取り付けを行う場合、次の点に注意してください。

・食洗機の分岐水栓の位置を考えて取り付ける
・混合水栓の場合、分岐水栓をお湯に接続するべきか水に接続するべきか

まず食洗器の分岐水栓の位置を考えて取り付けるという点です。分岐水栓の種類によって異なりますが、組み立ての途中で分岐の方向が固定されてしまうものもあります。

蛇口の左右どちら側に食洗機を設置するのかを決めてから取り付けないと、場合によっては配管チューブを引き回す必要が出てきてしまいます。また、分岐水栓と食洗機の位置が近すぎる場合は、あえて反対に設置しないと上手く接続できないことがあるので、気をつけましょう。

そして混合水栓を使用している場合には、分岐水栓をどのように接続すればよいのか悩んでしまうかもしれません。基本的にはお湯に接続させる方がおすすめです。

ガス代や電気代が高くなってしまうというデメリットもありますが、お湯に接続することで食器などの汚れ落ちが良いため時短で食器洗いが完了します。ただ、中にはお湯の接続に対応していない機種もあるので、その場合は必ず水に接続してください。

業者に分岐水栓の取り付けを依頼する場合の費用相場は？

自分で分岐水栓の取り付けを行うという方でも、業者に分岐水栓の取り付けの依頼をした場合の費用がどのくらいになるのか気になるのではないでしょうか。

業者に依頼をした場合、一般的には10,000円〜が相場です。料金は業者によって異なるため、必ず複数の業者から見積もりを取って比較してください。

複数の業者に見積もりを依頼することで費用相場や予算、希望する内容に合った業者選びをすることができ、自身の納得のいくサービスを受けられるでしょう。

また、担当者の人柄を見極めることも非常に大切です。明らかに対応の悪い担当者だと契約した後もきちんとした対応をしてもらえず、トラブルに発展してしまうこともあります。

慌てて業者選びをしてしまうと｢はじめに提示された料金と異なり、高い費用になってしまった｣｢勝手に工事内容を変更された｣などと後悔することにもなりかねません。

このようなことにならないためにも、信頼できる業者なのかを自分の目でしっかりと確認し、納得のいった上で依頼すると安心して任せられるでしょう。

まとめ

ここまで、自力で水栓の取り付けを行う方法や食洗器の分岐水栓を選ぶときに確認したいポイント、分岐水栓の取り付けを業者に依頼する場合の費用相場について解説してきました。

分岐水栓の取り付けは難しいイメージがありますが、意外と簡単に取り付けが可能です。普段からDIYなどを趣味としている方なら、尚更簡単に終わる作業なのではないでしょうか。

もちろん、工程を間違ってしまうと上手くいきません。作業を行う前にしっかりと取り付け方法や手順、使用する工具を揃えておけば安心です。自力で取り付けを行えば費用も抑えることができ、節約にもなります。

ただ、自力で行うのは難しいという場合には、無理をせず業者へ依頼しましょう。曖昧なまま作業を続けてしまうと、かえって失敗して大ごとになってしまいます。

なお、業者を選ぶ際には複数の業者から見積もりを取り、家庭に合う内容を提示してくれる信頼できる会社へ依頼することを心掛けましょう。