水のコラム
単水栓とは
水栓にもいろいろな種類があり、その中の代表的な1つと言えるのが「単水栓」です。水栓には水を出したり、閉めたり、お湯や水の切り替えを行ったりなどの役割があります。
単水栓にも様々な種類があり、種類によって問題が起きた場合の交換する部品も異なってきます。トラブルが生じた際に迅速に対応できるようになるためにも、まずは自分の家の単水栓の種類を確認しておきましょう。
単水栓の代表的な種類
ひとえに単水栓といっても、種類が様々にあります。まずは、単水栓の代表的な種類の特徴を見ていきましょう。
横水栓
横水栓は単水栓の中でもシンプルな構造になっており、吐水口が固定されているのが特徴です。壁や屋外用などの水栓柱に設置でき、幅広く利用できます。
万能ホーム水栓
万能ホーム水栓とは、その名にある通り、使い勝手がよく、万能的に使えるのが特徴です。構造的にはシンプルなのですが、吐水パイプが360度回転するため、自分が欲しいところに水が出せます。
パイプを上向きにもできるため、直接水も飲めます。万能ホーム水栓も代表的な種類であり、学校などで使用されていることが多いです。
自在水栓
自在水栓は吐水パイプが長いのが特徴です。横方向に移動できるため、洗い物をする時などに便利です。また、左右自在に動くので、洗い物だけではなく、シンクの掃除をする際も、しっかり洗剤の泡を洗い流せます。
横型自在水栓
形的には自在水栓と似ているのですが、ハンドルの位置が違うのが特徴です。横型自在水栓はハンドルが横に付いており、上部のスペースが狭い場所でも取り付けられます。
左右自在にパイプを動かせるため、洗い物やシンクを掃除する時などに便利です。
立水栓
立水栓は洗面台などの天板に取り付けられるタイプです。カスタマイズ性が高く、おしゃれなデザインのものだったり、センサーが内蔵されていて機能性が高かったりなど、いろいろな種類があります。
機能性だけではなく、見た目にもこだわりたい方に向いています。
衛生水栓
衛生水栓は吐水口の下にハンドルがあるもので、汚れた手で触っても水が汚れを洗い流してくれるタイプです。
ハンドルが汚れることがないので、衛生的に保てることからこの名前がつけられています。
カップリング付水栓
カップリング付水栓はホースの差し込みがしやすいように考えられて設計されたタイプです。]
ホースを差し込んでも抜けにくいように、カップリングが付いているため、すぐに抜けて使いにくいと感じることは少ないでしょう。
双口水栓
双口水栓は、1つの蛇口に対して2つのハンドルが付いているタイプのものです。狭いスペースの中でも2つの水栓が利用できるため、使い勝手に優れています。
一方を通常に利用して、もう一方にホースをつけるという使い方もできます。
散水栓
散水栓は庭や駐車場など、基本的に屋外に設置するタイプです。水栓ボックスを埋設した中に設置するもので、洗車や水やりなどをする際に利用することが多いです。
また、吐水口は上向きになっているので、ホースを取り付けやすいように設計されています。下向きに吐水口がついているとホースへの負担が大きく、劣化してしまうのが早いです。
上向きに設計されていることで、ホースへの負担が少なくできるため、長持ちしやすいですし、動かしやすいのも特徴です。
洗濯機用水栓
洗濯機用水栓は給水ホースと直接しっかり繋げられるものです。吐水口に受け側アダプターがないので、水漏れの心配が少ないのが特徴です。
単水栓のその他の種類
単水栓にはまだまだ種類がたくさんあります。ここからは代表的なもの以外の特徴的な単水栓をご紹介します。
節水レバー水栓
節水レバー水栓はレバーハンドルが付いているのが特徴です。ハンドルのように握らなくても、水の出し止めができるため、余計な水を使う心配がありません。
ツル首自在水栓
ツル首自在水栓とは、まるでツルの首のように上に大きくしなったデザインが特徴の水栓です。吐水口が高めのところにあるので、広々とスペースを使って洗えるのが特徴です。
また、パイプは回転するタイプなので、欲しいところに水が出せるのも魅力だと言えるでしょう。
センサー式自動水栓
センサー式自動水栓は、手を近づけるだけでセンサーが感知して、自動で水の出し止めができるタイプです。
蛇口に触る必要がないので衛生面を保てます。汚れた手で触ることがないので、汚れ防止にもつながるでしょう。
また、節水効果も期待できるのが特徴です。近年では、センサー式自動水栓を取り付けている家や店舗などが多くなってきました。
代表的な水栓タイプの1つとして名前が挙がるのも、そう遠くはないでしょう。
水飲み水栓
水飲み水栓は、公園などでよく見られるタイプの種類です。蛇口をひねると噴水のように水が吹き出るのが特徴です。吐水口から直接水を飲めるので、水のみ専用として作られました。
カギ付水栓
カギ付水栓は、ハンドルの代わりに鍵を使用して水の出し止めを行うタイプです。鍵は着脱タイプなので、水の出し止めを行うたびに鍵を差し込んで操作をしていきます。
水道の無断使用を防止できるため、共用部分や屋外水栓の無断使用の予防にもつながります。
一般家庭で見られることは少ないですが、アパートやビルなど共用部分がある場所で利用されていることが多いです。
ガーデン用水栓
ガーデン用水栓は、見た目がおしゃれなのが特徴的です。1つのデザインだけではなく、複数の種類があるため、好きなデザインを選べるのがポイントでしょう。
また、吐水口のネジにワンタッチニップルなどが漬けられるところもあり、カスタマイズ性に優れているのも魅力の1つです。楽しくガーデンをしたい方に向いている水栓の一つです。
水栓の選び方
単水栓にもいろいろな種類がありますが、利用場所によって適切なタイプは異なります。それぞれの場所にどのような水栓が合っているのか、見ていきましょう。
キッチン
台所では片手がふさがっている状態で蛇口をひねることも多いでしょう。キッチンで使用する場合は、片手でも簡単に使えるタイプが向いています。
例えば、万能ホーム水栓や自在水栓などがおすすめです。また、衛生面にも注意して使いたい場合は、センサー式自動水栓がおすすめ。手を触れなくても水の出し止めが出来るので、いつでも清潔に保てます。
洗面台
洗面台では歯を磨いたり、顔を洗ったりすることが多いです。1日に何度も使用することの多い箇所なので、使い勝手の良いタイプを選ぶと良いでしょう。
洗面台では、万能ホーム水栓や節水レバー水栓などがおすすめです。
まとめ
単水栓といっても、その種類はさまざまです。用途に応じていくつもの種類が誕生しており、種類ごとに修理方法や交換部品も異なります。何かトラブルが起きた時にでも迅速に対応出来るように自分の水栓の種類を知っておきましょう。
また、交換部品によっては自分で修理できるものもありますが、中には業者に依頼した方が良いケースもあります。自分で判断するのが難しいと感じたら、業者に相談するようにしましょう。
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