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水のコラム

フローリングが水浸しになった!考えられる原因と正しい対処法を紹介します

2023年02月17日 水回り

現代の住宅はフローリングの床が採用されているケースが多いです。しかしある日、フローリングが水浸しになるトラブルが起きることがあります。

水浸しの状態を放置するとさまざまな二次被害が起きる可能性が高く、高額な修理費用がかかるケースもあります。

そのためフローリングが水浸しになった場合はただちに対処し、原因を突き止めて再発を防ぎましょう。

ここでは、フローリングが水浸しになる原因と対処法について詳しくご紹介します。

フローリングが濡れていたらすぐに対処しよう

フローリングが濡れているのを見つけたときは、被害を抑えるためにすぐに対処が必要です。対処方法について詳しくご紹介します。

水を拭き取って消毒する
まずは水濡れ部分を雑巾やタオルなどで拭き取りましょう。濡れている範囲が広い場合はモップや水切りワイパーなどを使うと効率的に作業可能です。

拭き取れる水を全て拭き取ったら、乾いた雑巾やタオルを使って乾拭きし、水分をなるべく吸い取ります。

また、水に雑菌が含まれている可能性がありそのままにしておくとフローリングが腐ったりカビが生えたりする恐れがあります。消毒用エタノールを雑巾やタオルに染み込ませて拭きあげ、雑菌の繁殖を防ぎましょう。

扇風機などを使って乾燥させる
水を除去して乾拭きをし、見た目は水気がなくなったように見えても、フローリングの内部は水分を含んだままの状態です。

このままの状態で放置するとシミやカビが発生する可能性があるので、換気をしながら扇風機や除湿機を使って完全に乾かしましょう。

すぐに乾かそうとエアコンの暖房を使ったりドライヤーの温風を当てたりすると、熱でフローリングが変形してしまう可能性があるので注意が必要です。

マンションやアパートなどの場合は管理会社に連絡
マンションやアパートなどの集合住宅でフローリングの床が水浸しになった場合も、上記の手順で対処しましょう。

水漏れのトラブルが起きたのは自室だけでなく、他の部屋にも被害が及んでいる可能性があります。

原因の追求や被害を抑える必要があるため、管理会社や大家さんへ連絡するのを忘れないようにしましょう。

自室の水浸しを対処しただけで連絡をせずにいると、下の階に住む人に迷惑をかけてしまったというケースもあります。被害の拡大を防ぐためにも放置せず、きちんと連絡しましょう。

フローリングが水浸しになる原因とは

フローリングが水浸しになるときは、さまざまな原因が考えられます。どのような原因があるかをご紹介します。

洗濯機や冷蔵庫などの家電製品の異常
洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどの家電から水漏れが発生しフローリングが濡れることがあります。

冷蔵庫やエアコンは冷却の際に製品内で水が発生し、ドレンホースという部品から排水されます。正常な状態なら適切に排水され、床が濡れることはありません。

しかしドレンホースの中にホコリやゴミが詰まってうまく排水できない状態になっていたり、ドレンホースが外れたり、ひび割れなどの劣化が起きたりすると水漏れにつながります。

洗濯機の場合は給水ホースが詰まっていたり外れていると、一気に床が水浸しになるでしょう。

その他にも排水ホースが詰まっていたり蛇口のパッキンが劣化したりすると水漏れする恐れがあります。

水まわり設備のトラブル
トイレやキッチン、お風呂などの水まわり設備の排水口や蛇口からの水漏れも、フローリングが水浸しになる原因の一つです。

排水口や排水管が詰まっていると排水が逆流し、最悪は床にあふれてしまうケースもあるでしょう。

蛇口がゆるんでいたり、部品が劣化していたりすると知らず知らずのうちに水漏れする場合もあります。

排水管や壁の中にある排水パイプなど、普段は目に見えない場所でゆっくりと水漏れが進行する場合もあるでしょう。

見えにくく気が付きにくい箇所は、特に定期的にチェックすることが大切です。

水浸しにならないようにするには

フローリングが水浸しにならないように普段からできることをご紹介します。

家電製品の排水ホースをこまめにチェックする
洗濯機や冷蔵庫、エアコンを毎日のように使う人も多いですが、仕事や家事に追われて掃除やメンテナンスを忘れ長い間ほったらかしにすることもあるでしょう。

しかし排水ホースや給水ホースは毎日少しずつ汚れがたまってつまりの原因になりますし、経年劣化などでひび割れや破損が起きて水漏れが起きる場合もあります。

定期的に状態を確認したりホースの中を掃除したりする習慣をつければ水漏れの予防になり、交換部品の寿命の判断もすぐにできるのでおすすめです。

水まわり設備の排水パイプを定期的に掃除する
お風呂やキッチン、トイレなどの水まわり設備も使用する頻度の高い場所です。

排水パイプに流れる水の汚れや尿石などが蓄積し、頑固な固まりとなってつまりの原因になることもあります。

パイプクリーナーなどを使い定期的に掃除し、つまりを予防しましょう。

トイレやお風呂に異物を流さない
トイレやお風呂を使用する際に、ヘアピンやつまようじなど、通常では流さない異物をうっかり流してしまうことがあるかもしれません。

「まあいいか」と放置してしまうと大きなトラブルの原因になる可能性が高いです。

排水管の奥に引っかかり、後から流れてきたトイレットペーパーや髪の毛などと一緒に大きなかたまりに成長し一気に排水管を塞ぐほどの固まりになることもあります。

しかもそのような異物は薬品で溶かせないので、いつまでも残り続けることになるのです。異物を流してしまったときはどんな小さなものであっても必ず回収しましょう。

原因がわからない場合は業者に相談しよう

排水がある家電製品や水まわり設備を確認しても問題が見当たらない場合は、排水口の奥にある排水管や排水枡にスキマができたり、ひび割れが起きて水漏れが発生していたりする可能性があります。

また、蛇口が設置されている壁の中の給水パイプが劣化し、破損して水漏れが起きているかもしれません。

床下や壁の中などは素人では手を出せない場所なので、プロの水道業者に相談しましょう。24時間365日、無料で対応してもらえる業者も多いので気軽に利用できます。

水道業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりをもらうようにしましょう。

費用の相場を確認し、作業内容や対応してもらった際の反応などで信頼できる業者を見極めて作業を依頼すると、安心して任せられます。

フローリングが水浸しになったらすぐに対処し、被害の拡大を抑えましょう

フローリングが水浸しになっているのを発見したら、なるべく早く対処し被害の拡大を防ぎましょう。

フローリングの上の水を拭いただけでは完全に乾燥しておらず、腐ってしまう可能性があります。水を拭き取った上で扇風機や除湿機などを使い、しっかりと乾燥させることが大事です。

雑菌の繁殖を防ぐために、消毒も忘れずに行いましょう。

水浸しになったフローリングの対処だけで終わらせると、また水浸しになる可能性があります。しっかりと水浸しになった原因を特定して対処し、再発を防ぐことが大事です。

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