水のコラム
給湯器の水抜き栓から水漏れ!原因と対処法
給湯器の水抜き栓から水漏れが発生した場合、大きな不安に襲われる方も多いでしょう。
「このまま水漏れが進行したらどうしよう」「大きなトラブルに発展するかも知れない」と考えると、いてもたってもいられないものです。
ここでは給湯器の水抜き栓から水漏れが発生した場合の原因と対処法とについてご紹介します。また、給湯器の修理費用などについても解説しているので、万が一の時の参考資料としてお役立てください。
給湯器の水抜き栓から水漏れが起きる原因
毎日使う給湯器だからこそ、水漏れが発生したときは不安に襲われてしまうものです。
では、給湯器の水抜き栓から水漏れが確認できた場合、理由としてはどのようなものが考えられるのでしょうか。ここでは水漏れの原因について解説します。
経年劣化
給湯器の水抜き栓から水漏れが発生する理由の一つとしては「経年劣化」が考えられます。給湯器などの水回りは常時水に触れることから、耐水性の高いゴムパッキンを使用していても使ううちに劣化し、水漏れが発生します。
パッキンの耐用年数は5年~10年といわれているので、居住年数から考えて給湯器のゴムパッキンの使用年数を考え、パッキン周辺の点検を行いましょう。
取り付け時の不備
なんらかの事情によって新品の給湯器に交換した場合、取り付け時の不備によって水漏れが発生するケースもあります。
水漏れが確認できた場合は取り付けを行った業者に問い合わせ、点検・修理を相談しましょう。施工不良の場合、業者によっては保証適用外になる可能性もありますから、その点も合わせて確認するとよいでしょう。
季節によって「凍結」している可能性も
給湯器の水漏れが起こる原因には「配管の凍結」が考えられる場合もあります。
寒冷地の場合、あらかじめ凍結予防が施されているのが一般的であるため、凍結による給湯器の水漏れは、その対策が行われていない暖かい地方によく見られます。給湯器の配管でも特に凍結しやすいのが外気に触れる部分です。凍結を防ぐためには、定期的に水を循環させることが大切です。0度を下回るような日は、少量の水を一定時間出し続けるなどの対策を取り入れましょう。
給湯器本体の故障の可能性も
経年劣化や取り付け時の不備、凍結以外の原因として考えられるのが、給湯器本体の故障です。
給湯器本体も経年劣化などによって故障する可能性がありますから、各パーツの点検を行い、問題ないと判断できた場合は、業者に給湯器本体の点検を依頼するとよいでしょう。
給湯器の水抜き栓などから水漏れが確認できた場合の対処法
給湯器の水抜き栓などから水漏れが確認できた場合は、どのような対処法を取り入れるとよいのでしょうか。
水漏れが確認できた場合は焦る気持ちが強まり、冷静な判断ができないときが多いです。まずは冷静に以下の方法を試してみましょう。
給湯器リモコンの水漏れエラーコードをチェック
給湯器の水抜き栓以外の部分から水漏れが確認できた場合は、まず「給湯器リモコン」のエラーコードを確認しましょう。エラーコードが表示されていない場合は、一度給湯器のリモコンのスイッチを切り、再度電源を入れ、エラーコードの表示がないか確認してください。
給湯器の電源を切る
給湯器のリモコンにエラーコードが表示されておらず、リモコン本体にも問題がない場合は、給湯器本体の電源をオフにしましょう。給湯器本体から水漏れが発生している可能性もありますから、漏電防止のためにも、給湯器本体の電源をオフにしてください。
なお、給湯器の電源を引き抜くのは控えましょう。万が一の場合、給湯器本体の故障や感電の原因につながり、大きなトラブルや事故に発生する可能性があります。
水漏れが発生する部分を細かくチェック
次に水漏れが発生している部分を細かくチェックしましょう。考えられる部分としてはタンク・給湯器をつなぐ配管・接続部分・減圧弁などです。ひと目見ただけでは判断しにくいため、水滴のあとを辿りながらチェックしましょう。
ただし、給湯器と部品をつなぐ部分を自身の判断で分解するのは控えましょう。給湯器の施行や設置は資格保有者でなければできない複雑な構造です。知識や経験のない人が勝手に分解してしまうと、現状をさらに悪化させるだけでなく、本来は不要だった修理費用などが発生する可能性もあります。あくまで水漏れが発生している部分を確認するまでに留めてください。
元栓を閉めたあと給湯器本体の電源を切る
リモコンの作動にエラーが見られなかったり、水漏れのエラーコードが確認できなかったりした場合は、元栓を閉めてから給湯器本体の電源を切りましょう。
元栓を閉めてからもタンクや配管部分にはわずかな水が残っています。漏電などの大きなトラブルを未然に防ぐためにも、パーツの点検をあらかじめ進めたら、元栓を閉めて水の流れを止めるとよいでしょう。
水道メーターで水漏れをチェック
結露などによって水漏れだと判断している可能性も考えられます。本当に水漏れなのかを判断するためには、水道メーターでチェックすることも可能です。
水道メーターを確認する場合は、住宅の全水道を全て止め、水が出ていない状態を確保します。その後、水道メーターをチェックしてみましょう。家中の水を止めたにもかかわらず、水道メーターが回っているのであれば、家の中のどこかで水漏れが起きていると判断できます。
給湯器周りが故障した場合の修理費用
給湯器周りが故障し修理をすることになった場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは配管からの水漏れの場合と給湯器本体からの水漏れの場合の費用感についてご紹介します。修理となった場合の費用をあらかじめ把握し、万が一のトラブルに役立てましょう。
配管からの水漏れの場合
配管からの水漏れの場合は、交換・補修が必要になります。給湯器周りの修理は素人ではできないため、業者に依頼して行う必要があるので注意してください。
主な費用感としては8,000円~15,000円ほどといわれています。業者によって価格に変動がありますから、具体的な金額を把握しておきたい場合は最寄りの水道業者に問い合わせて見るとよいでしょう。
給湯器本体からの水漏れの場合
給湯器本体からの水漏れの場合は、部品や交換・修理などが伴うため2万円~3万円以上見ておくとよいでしょう。なお、給湯器が故障している場合は本体の取り替えが生じるため、さらに高額な費用が必要になることを視野に入れてください。
相場としては本体取り替えで15万円~25万円と幅が広いです。水回りのリフォームを検討している場合は、一緒に交換するとよいでしょう。具体的な金額について把握しておきたい場合は、最寄りの水道業者に相談し、金額について問い合わせると安心です。
給湯器の水抜き栓などからの水漏れは自分で修理してもよい?
結論からいうと、給湯器や水抜き栓の水漏れが確認できたとしても、自分で修理するのは控えた方がよいでしょう。
給湯器の設置については専門的な知識のある専門業者が行うことが一般的であるため、知識も経験もない方が勝手に分解・修理してしまうと、後で大きなトラブルを起こす可能性があるからです。
大きなトラブルに発展した場合、予想以上の費用がかかる場合があり、家計を圧迫してしまう可能性もあります。
独自の知見で進めてしまうのは控え、水道業者に問い合わせるのが望ましいといえるでしょう。リスクも費用も最小限に抑えたい場合は、水道業者に給湯器のどこからか水漏れが発生していることを話し、後日点検してもらえるよう相談しましょう。
まとめ
給湯器は使用年数によって故障してしまうものです。水漏れが発生した場合は、どこから水が漏れているのかを安全を確保したうえで点検するのが大切です。
しかし、知識や経験のない方であればどこから水漏れが発生しているのか検討が付かない場合もあるでしょう。そういった場合は個人で判断せず、最寄りの水道業者に点検や修理、無料見積もりなどを合わせて相談することが望ましいといえるでしょう。
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