水のコラム
シャワー周りの水漏れで水道代が上がる?原因と水漏れの対処法
蛇口を閉めていても、その後水が流れてきてしまい困った経験はありませんか?
修理が大変そう、少量の水だから放置しようといった考え方は危険です。蛇口の水漏れは、自分で確認できない場所が原因で水漏れを起こしていることも少なくなく、放っておくとさらに被害が拡大してしまう恐れがあります。
では、どのようにして水漏れの原因を突き止めて、水漏れを対処すればよいのでしょうか?
今回は、シャワー周りの水漏れの原因や対処法を、水漏れで発生する費用を含めて解説します。
シャワー周りの水漏れは水道代の上昇につながる?
普段、シャワーを問題なく使用して入浴している際に水道代が発生するのは当然ですが、水漏れを起こし、水が流されている以上、水道代は発生します。例え、少量の水が漏れていても、それが長時間続けば、かかる費用も大きくなります。そのため、水漏れを放置していると、水道代は上昇してしまいます。
シャワーの形状や各家庭の水道料金によって、多少変動します。たとえば、少量の水が漏れている場合、1日中漏れ続けていると考えて30L程流れている可能性があります。費用は、通常の水道代に加えて、数百円程かかると考えておきましょう。
ポタポタと水漏れをするのではなく、絶え間なく水が漏れている状況の場合は、1日で300L程流れている可能性があります。費用は、通常の水道代に加えて、数千円程かかると考えておきましょう。
水道代が上がったら、水道メーターに付いているパイロットという部分を確認してみましょう。このパイロットは、水道の水を少しでも使用していると回転する仕組みになっており、水を使用していないのにもかかわらず、パイロットが回転している場合は、水漏れの可能性が高いサインです。
シャワー周りの水漏れ原因とは
シャワーの水漏れを確認したい時、どのように確認をすればいいのでしょうか?
シャワーの水漏れを確認する時には、正しい確認方法で確認しないと、状態が余計に悪化してしまい、破損の恐れが高まります。
シャワーの水漏れの原因を調べる際には、どの場所でどのように水漏れが発生しているかを事前に確認してから、原因を調べるようにしましょう。では、シャワーの水漏れの原因には何があるのでしょうか?
ここでは、シャワー周りの水漏れの原因について、部分ごとに解説します。
シャワーヘッドから少量の水がポタポタ漏れている
シャワーヘッドからポタポタ漏れている水漏れは、比較的多い症状です。シャワーヘッドからポタポタと水漏れを起こしている場合、考えられる原因は多く、バルブカートリッジやコマパッキンの劣化と損傷、切り替え弁の損傷、サーモスタットハンドル内の部品の損傷などが考えられます。
また、シャワーヘッド本体の内部に水が残っており、それが水漏れを発生させている可能性も考えられます。シャワーヘッドを上向きにしても水漏れが発生している場合は、シャワーヘッドを本体ごと交換しないといけません。
シャワーヘッドとシャワーホースの接続部分から水漏れ
シャワーヘッドとシャワーホースの接続部分から水漏れが発生している場合、Oリングの劣化やUパッキンの劣化など、パーツの消耗が考えられます。パーツはそれぞれ、Oリングはシャワーヘッド側、Uパッキンはシャワーホース側についている部品です。
確認方法は簡単で、ゴムが伸びていたり、変色している、ひび割れている場合は、交換のサインと考えましょう。
シャワーと壁の隙間から水漏れ
シャワーと壁の隙間部分である、クランクから水が漏れている場合、クランクのシールの劣化やクランクパッキンの劣化が考えられます。
接続部分によって確認方法は異なり、水栓と壁との接続部分の場合はシールテープを確認する、水栓とクランクの接続部分の場合はクランクパッキンを確認するとよいでしょう。
シャワー水栓の吐水口から水漏れしている
吐水口からの水漏れは、コマパッキンやバルブカートリッジの劣化と損傷、切り替え弁の損傷、サーモスタットハンドル内の切り替え弁の損傷などが原因として考えられます。
これらは、シャワーヘッドから水漏れしているケースと原因が同じです。そのため、シャワーヘッドの水漏れの原因を確認したことのある人であれば、同じ方法で原因を突き止めることができます。
シャワー周りの水漏れ、自分でできる対処法
シャワー周りの水漏れは、シャワーヘッドや吐水口など、さまざまな部分から発生しますが、自分で対処できる方法があります。もし、自分で水漏れを対処できれば、業者に依頼しなくても手頃に解決できます。
では、シャワー周りの水漏れは、どのような方法で対処すればよいのでしょうか?
ここでは、シャワー周りの水漏れを自分で対処する方法について解説します。
シャワーヘッドからの水漏れの対処
シャワーヘッドから水漏れをしている時の対処の大まかな順番ですが、まず止水栓を閉め、シャワーヘッド部分を外します。その後、シャワーヘッドを新しい物に交換し完了です。
このように、簡単な数ステップで完了するので、シャワー周りの水漏れの対処法の中では、比較的簡単に作業できます。
準備しておく物は、交換する新しいシャワーヘッドに加えて、モンキーレンチやマイナスドライバーが必要です。
シャワーヘッドとシャワーホースとの接続部分からの水漏れの対処
シャワーヘッドとシャワーホースの接続部分から水漏れをしている場合、止水栓を閉めてシャワーヘッド部分を取り外し、パッキンを交換することで対処できます。
対処法自体は簡単ですが、接続部分の対処で大切なのは、交換するパッキンのサイズを間違わないように注意することです。
交換するパッキンにはサイズがあり、適切なパッキンを取り付けないと上手く対処できません。パッキンのサイズは、蛇口の型番やパッキンの直径などから確認できます。もし確認できない場合は、メーカーに問い合わせをするか、パッキンを取り扱っているホームセンターで確認してみましょう。
必要な物は、交換するパッキンとマイナスドライバー、モンキーレンチになります。
シャワーホースからの水漏れの対処
シャワーホースから水漏れをしている場合は、どこかに穴が空いているケースが多く、補修テープで応急処置している家庭も多いのではないでしょうか?シャワーホースからの水漏れの対処は、止水栓を閉めてホースを接続部分から外し、新品のホースと交換することで対処できます。
準備する物は、交換するシャワーホースに加えて、マイナスドライバーとモンキーレンチです。
シャワーの水は、シャワーホースを伝ってくるので、シャワーヘッドがいくら新品でも、シャワーホースが損傷していたら水はうまく流れません。取り付ける際には、しっかり接続されているかを確認しましょう。
シャワー周りの水漏れを防止するには
シャワー周りのトラブルを防止するためには、日頃から定期的に防止策を講じておくことが必要です。最も手軽で簡単な方法として、残留水を抜いておくことです。シャワーの使用後、残留水が滴ってこないように水を抜いておくことで、余分な水気を取ることができます。
そのほかに、ナットなどの接続部分の緩みを確認しておくことも大切です。とくに、混合水栓の場合は使用されているナットの数も多いだけに、どこかしらで緩む確率も高くなります。適度に緩みの確認をしておくことで、水漏れを防止できるでしょう。
まとめ
この記事では、シャワー周りの水漏れの原因や対処法などについて解説しました。
水漏れ対策は、普段から意識して行うことで、大きな水漏れトラブルを防ぐことができます。
とくに、出張や長期間旅行に出かけている間に水漏れが発生したら大変です。数日間以上、不在になる場合には、元栓から閉めて、水回りをシャットアウトしておくと、精神的にも安心です。
いつでも快適にシャワーが使用できるように、メンテナンスを忘れずに心がけましょう。
浜松のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「はままつ水道職人(浜松水道職人)」