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水のコラム

ウォシュレットの水漏れ!原因と対策を解説

2022年03月30日 トイレのメンテナンス


ウォシュレットは普段から使用している方も多いのではないでしょうか。
もし、生活に欠かせないウォシュレットから、水漏れしてしまったら困ってしまいますよね。

この記事では、ウォシュレットの水漏れ原因と対策を徹底解説します。
急なトラブル時に役立ててくださいね。

ウォシュレットの仕組み

一般的なウォシュレットは、水道水がトイレに入った時に、止水栓を通って通常の便器の水と温水洗浄用の水に分かれていきます。

温水洗浄用に入った水は本体内で温水に変わり、噴出して洗浄されるというわけです。このウォシュレットには2つの種類があります。

1つ目は、貯湯式です。これは、あらかじめ作られた温水をタンクに貯めておくタイプです。
コストが安いものが多いので、設置にかかる費用を抑えることが可能です。

しかし、常にお湯を貯めておく状態になるため、電気代などのランニングコストがかかります。瞬間式よりも一度に噴出する温水の量は多いですが、大量に使用すると油切れを起こすため連続使用には不向きです。

2つ目は、瞬間式です。温水を使う瞬間に水を加熱するタイプで、貯湯式に比べるとコストが高くなります。しかし反対に、使う分だけ加熱するためランニングコストを抑えることが可能です。

一度に大量のお湯を使うことはできませんが、お湯を沸かしながら出し続けられるので湯切れすることはありません。このように2つのタイプはそれぞれ違った特徴を持っています。

生活スタイルや家族構成を考えて導入することがおすすめです。

ウォシュレットの水漏れ!原因と対策

ウォシュレットから水漏れがした場合、原因はどこにあるのでしょうか。

ここで、6つの原因と対策を紹介します。

■洗浄ノズル
ウォシュレットの便器内に収納されている洗浄ノズル。

水漏れしている原因としては、洗浄ノズルや内部の汚れ、水垢による劣化が考えられます。この場合、洗浄ノズルの交換が必要になることも。自分で交換することは難しいため、業者に頼むことをおすすめします。

保証期間内であれば交換も可能なので、メーカーに相談してみましょう。

■水抜栓
水抜栓とは、タンク内蔵型のウォシュレットに使われている部品のこと。形状は円形で、トイレタンクの下や、操作パネルの下あるいは給水管とウォシュレット本体の接続部分に付いています。

水抜栓本体や水栓のパッキンが劣化していると、水漏れを起こす可能性があるためチェックしてください。穴が空いていたり、亀裂が入っていたりする場合は劣化のサインです。すぐに交換する必要があります。

自分で交換することもできますが、慣れていない人にはおすすめできません。業者に依頼する方が間違いありません。

■給水フィルター
製品によって位置は異なりますが、トイレの入れ口から見て便器の左側後方に設置されていることが多いでしょう。

水抜栓に給水フィルターが付いていることもあります。ウォシュレットを使い続けるうちに、給水フィルターにゴミや水垢が貯まって目詰まりを起こすことがあり、これが給水フィルターから水漏れする原因になります。

この場合は、まず給水フィルターを取り外して分解してください。その後、水で洗い流しながら歯ブラシを使って異物を取り除きます。なお、メーカーや製品によっては対処法が異なる場合もあります。取扱説明書を読んでその通りに手入れしてください。

■給水ホース・配管
給水ホースや配管から水漏れしている場合、つなぎ目の金具が緩んでいることが原因とされます。また、給水管からウォシュレットに水を分岐させるための、金具が劣化している場合にも水漏れが発生します。

金具をしっかり締め直しても水漏れが解消されない場合は、分岐金具を交換してみてください。メーカー公式のホームページなどから購入可能です。分岐金具にはサイズや型の違いがあるため、ウォシュレットの型番をよく確かめて購入するようにしてください。

■温水タンク
貯水式のウォシュレットのみにあるパーツで、電力で水道水を温める仕組みになっています。

ウォシュレットの内部に位置しており、ここから水漏れする原因としては電気系統の故障やゴムパッキンの劣化が考えるでしょう。電気系統の修理には危険がともなうため、温水タンクは市販されていません。

メーカーか水回り専門の業者に依頼するようにしてください。

■操作パネル
ウォシュレットの操作パネルやボタンからの水漏れがある場合、ウォシュレット本体内部のパーツの何かが故障していることが考えられます。

ウォシュレット内部は電気系統が使用されているため、温水タンク同様に交換部品が市販されていません。もし入手できたとしても、素人が電気系統を扱うのは危険です。

プロに任せるようにしてください。

ウォシュレットの水漏れ以外の故障

水漏れ以外にも「ウォシュレットが故障したかも」と感じることはあるかもしれません。

たとえば、ウォシュレットノズルは作動しているのに、ノズルが出てこないこともあります。この場合、ノズルの収納部分に汚れが溜まっていることが主な原因だと考えられます。

汚れが溜まると、ノズルが引っかかってしまい動かなくなってしまうことがあるのです。掃除だけで改善できる可能性が高いので、しっかりとノズル周辺の掃除してください。

また、ウォシュレットの水は出るけど温度が冷たいということもあります。この際「本体のヒーターが故障したのでないか」と考えますが、まずはウォシュレットの設定温度を見直してください。

初期設定のままの場合や、他の人が設定温度を変えたこともありえます。設定温度をあげても水が冷たいままだとしたら、ヒーターの故障が疑われるため、メーカーや業者に依頼して修理や点検などをしましょう。

さらにウォシュレットの電源は入っているのに、ボタンを押しても反応しないという症状が見られることもあります。

その場合、ウォシュレットに付いている「着座センサー」が作動していないのかもしれません。ウォシュレットは、着座センサーが作動しないと動かない仕組みになっています。

座り方が浅かったり、センサーが汚れていたり、便座カバーで隠れていたりするとセンサーが反応しないこともあるのです。

ウォシュレットの交換タイミングはどれくらい?

ウォシュレットは電気製品です。製品にもよりますが、設置後7〜10年が寿命とされています。

しかし多くのウォシュレット製品は、10年を過ぎると部品の生産が終了してしまうため、修理しようと思っても部品がないという状態になってしまいます。

そのため、寿命を見越して早めの買い替えがおすすめです。寿命ギリギリまで使用していると、汚れが目立ってきて掃除しにくくなるということも生じます。

新しい製品は、汚れにくい加工やノズルの自動掃除機能などが付いているので、お手入れもラクになること間違いありません。

近年では、省エネ機能も改良されているので、新しいタイプに変えることで電気代の節約になることも。ギリギリまで使うよりも、早めの交換がおすすめです。

まとめ

ウォシュレットの水漏れ原因はさまざまです。洗浄ノズルが水漏れしている場合は、ノズルや内部のバルブユニットの汚れ、水垢による劣化が考えられます。

自分で交換することは難しいため、早めに業者に頼んでください。設置後7〜10年が寿命とされているウォシュレットですが、寿命を見越した早めの交換をおすすめします。

浜松のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「はままつ水道職人(浜松水道職人)」

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