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水のコラム

トイレの水位が上がる原因とは?具体的な対処法や注意点をチェック!

2021年12月25日 トイレのトラブル


普段使っているトイレの水が、急にいっぱいになったら驚きますよね。

水が上がりすぎると床にも水がこぼれてしまうかもしれませんし、そうでなくてもいつ溢れ出してしまうのかと不安になる方も多いと思います。

今回は、一体なぜ水位が上がってしまうのか、水位が上がってきたときにはどうすればいいのか、原因と対処法についてご紹介します。

トイレの水位が上がる原因とは?

トイレの水位が上がってしまうことの原因は「詰まり」によるものがほとんどです。

具体的には、大量のトイレットペーパーを流してしまった、本来トイレには流すことができない水に溶けないものを流したなどの理由で、トイレが詰まってしまうと必然的に水位が上がります。

便や尿石と呼ばれる尿の成分が固形化したものも、詰まりの原因となることがあるため、何も流していないのに水位が高い場合にはチェックしてみましょう。

こうした汚れは知らず知らずのうちに便器や排水管に付着し、排水管の詰まりを引き起こしてしまうので注意が必要です。

便器は、排水管に水を流すことによって水位を一定にキープしているので、一度つまりを起こしてしまうと水が流れなくなってしまいます。そのため、普段の使い方や水に溶けないものは流さないといった、基本的なことを意識することが大切です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

トイレの水位が上がってきている時にやるべきではないNG行為

トイレの水位が上がってしまった際、やってはいけないことがいくつかあります。

まずは「水をすぐに流してしまうこと」です。

「トイレの状態がいつもと違う」と思ったとき、ついつい「とりあえず流してみよう」と、水を流してしまいたくなる気持ちはわかりますが、便器や排水管が詰まっているときに水を無理矢理流してしまうと、水が流れていかずに便器に溜まってしまうので、より水位が上がってしまいます。

便器の構造によっては、水が流れるスペースが少しでもあると水位が下がっていく場合もあるので、もし水位が上がって「しまった」と思ったら、まずは通常の水位にもどるかどうかを待ってみるようにしましょう。もしかしたら徐々に水位が落ち着いて、下がってくるかもしれません。

さらに、手っ取り早く水が流れないようにするためには、止水栓を閉めることで、それ以上水位を上がらせないようにすることができます。

止水栓はタンクの付近に設置されているケースが多いので、見つけてできるだけ早めに栓を閉めるようにしましょう。

トイレの水位が上がってきてしまった際の対処法

では、トイレの水位が上がってしまったときにはどうすればいいのでしょうか。

トイレの水位が上がった状態からなかなか下がらないのは、主に「詰まり」が原因です。

しかしその「詰まり」の原因によって対応方法が変わってくるので、ケースごとにご紹介していきます。
■トイレットペーパーや異物による詰まりで推移が上がっている場合
まず、トイレットペーパーや異物などが詰まってしまった場合であれば「ラバーカップ」という器具を使って、詰まりをとるのがおすすめです。ラバーカップはあまり聞きなれないかもしれませんが、主にトイレの詰まりを吸引するための掃除グッズです。

ラバーカップは先についたカップ部分をトイレの排水口にぴったり当てて、面に吸い付く手ごたえを感じたらぐっと引っ張ることで、詰まりを解消できます。

さらに、ラバーカップでも解決できなかった場合は「真空式パイプクリーナー」を使ってみるのもおすすめです。こちらも、ラバーカップと同様、便器や排水管に詰まっているものを吸い取る道具であり、ラバーカップよりも強い力で吸引できます。
■尿石のこびりつきが原因で水位が上がっている場合
水位が上がった原因が「尿石などのこびりつき」であれば、ラバーカップや真空式パイプクリーナーで吸引することはできません。

もし、尿石によるつまりだと判断できれば、酸性の薬剤などを使用して洗い流すのがおすすめです。ホームセンターやドラッグストアでも市販の酸性の薬剤が売られているので、その薬品の説明に沿ってある程度の時間をおいてから、少量の水を流しましょう。

もし、そこで水位が上がらないとわかれば問題ないので、すべて薬剤を洗い流すようにするとこびりついてしまった尿石も洗い流せます。

トイレットペーパーやひどい汚れのほか、紙おむつやハンカチ、子どものおもちゃ、スマートフォン、吐しゃ物などが原因で詰まってしまうことがあります。

しかしどのような原因であっても冷静に対処することによって、自分の力で解決できる部分はあります。できるだけ、慎重にそしてすぐに水を流さないように焦らないことが大切です。

どうしても直らない場合は速やかに業者に連絡しよう

トイレの水位が上がってしまったとき、なかにはさまざまな対処をしても上手くいかないケースもあります。

「何が詰まってしまったのかわからない」といった原因自体がわからないときや、わかっていても取れないこともあるでしょう。自分では解決できないケースであれば、思い切ってプロの水道業者に依頼してみるのがおすすめです。

うまくいかないからといって自分でいろいろとやってしまうと、状況をより悪くしてしまうこともあります。

プロの業者に依頼するメリットとしては、水位が上がってきた原因がはっきりとわかること、そして正しい対処法で修理をしてくれるといった点です。

状況が悪くなる前に改善できれば、余計なコストもかからずに済みます。

また原因がわかれば、今後の生活で気を付けるべき部分がわかりますし、より性能のいい部品に買い替えることも検討できます。

もし、自分では対応しきれないと感じる、何をしても水位が下がらない、明らかに部品を買い替えなければいけないといった場合には、ぜひプロの力を借りることをおすすめします。

依頼する業者を決める際には、複数の業者を比較してから決めるようにしましょう。優良業者であれば相見積もりをとっていることを伝えても嫌がる態度は見せません。サイトやブログ等で発信している情報を確認しつつ、価格や施工日などの条件で比較してみましょう。

まとめ

今回はトイレの水位が上がってしまう原因と、上がってしまったときにできる対処法、反対にやってはいけないことなどについてご紹介してきました。

トイレの水位が上がってしまう原因として考えられる多くは、トイレットペーパーや異物などが詰まっていることが挙げられます。

やはり普段は起こらないことですし、はじめは混乱してしまうかもしれませんが、焦って水を流してしまうとより大きなトラブルに発展してしまう恐れがあるので、注意しましょう。

また、詰まりの原因によっては対処法もそれぞれ異なるので、まずは何が原因となってしまったのかを突き止めることが大切です。

自分で対処してもなかなかうまくいかない場合や全く水位が下がってこない場合、プロの業者に依頼するのが一番といえます。変に対処をしてしまうと、便器の破損やより水位が上がってしまうといった、さらなるトラブルに発展する可能性もあります。

止水栓を閉める応急処置さえできれば、後はプロの水道業者に頼むことで、詰まった原因を解明して正しい処置を行ってくれます。

業者に依頼する際には複数の業者を比較して、要望に対して真摯に対応してくれるところを選ぶようにしましょう。

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