キッチンの蛇口に青サビが付かないようにするためには？ -はままつ水道職人 -浜松の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

きれいに磨かれた蛇口は気持ちが良く、なんだか水も美味しく感じますよね。キッチンは常に清潔な状態を保ちたい場所です。蛇口まわりに発生する青サビの正体を知り、青サビを防ぐ方法を確認しましょう。

青サビとは？

蛇口のまわりについた緑がかった汚れが気になったことはありませんか？落とそうとしてもなかなか落とし切れない汚れの正体、一見カビのようにも見えるその汚れは、緑青（ろくしょう）と呼ばれるサビの仲間です。

緑青は、銅が酸化することによって発生します。銅の酸化は水分が付くことで起こり、あの緑がかったサビが蛇口回りに付着するのです。

また銅は柔らかく加工しやすい金属の上、抗菌性にも優れているため蛇口の材料としてもよく使用されています。そのため蛇口には、必然と酸化の起こりやすい条件が整ってしまっているのです。

なお銅製の他に、ステンレス製の蛇口にも同じような汚れが付着することがあり、これはクロムやニッケルのサビです。クロムやニッケルのサビも同じく緑青と呼ばれています。蛇口回りに付着した緑青の毒性が気になるかもしれませんが、緑青に毒性はありません。

だからと言ってそのままにはせず、出来る限り早く掃除をして蛇口をきれいに保つことが大切です。とはいえ、そのまま使用したとしても、体に影響が出る心配はないと考えられるので、心配する必要はありません。

キッチンの蛇口についた青サビを落とす方法

キッチンの蛇口に緑青を確認したら、すぐに取り除きましょう。しかしサビの状態によって除去の仕方は異なります。簡単に落ちるイメージはわかないでしょうが、軽度であれば大半の場合、メラミンスポンジや歯ブラシで落ちます。

なぜなら、歯ブラシで落とす際に使用する歯磨き粉の多くに研磨剤が含まれているからです。研磨剤にはサビを除去する効果があるため、擦って取るように磨いた後、水で洗い流すと蛇口の緑青を落とすことが可能です。

またメラミンスポンジに至っては、スポンジ自体が研磨剤としての役割を持っています。メラミン樹脂というとても固い樹脂からできているため、水をたくさん含ませて蛇口を磨くときれいになります。磨く際は蛇口を傷つけないように注意しましょう。洗い流した後は乾いたタオルで吹き上げるとさらにきれいになります。

重曹も研磨剤の役割を果たせるので、サビ取り剤として効果が期待できます。重曹と水を1：2~1：4ほどの割合で混ぜたペーストを蛇口の緑青に塗り、パックの状態にします。30分から1時間ほど経過したらスポンジなどで優しくこすり、緑青を落としていきます。最後は同じように乾いたタオルで吹き上げましょう。

金属が酸素と化合することによってカビは発生するため、酸化した金属から酸素を切り離すだけで、サビのない状態に戻すことが可能です。100㎖のお湯にクエン酸を小さじ半分ほど混ぜ合わせたものを緑青に吹きかけ、上からラップをまいて、乾燥しないようにします。

1時間ほどしたら、ブラシやスポンジでこすり、十分に洗い流します。1回で落ちなかった場合は数回繰り返し、落ち具合を確認してください。緑青を落とした後に、クエン酸が残らないように、しっかりと洗い流し乾かすことが大切です。酸や水分の残りは新たなサビの原因となるので注意しましょう。

万が一、それでも落とし切れなかった場合は、緑青を落とす専用の洗剤「緑青クリーナー」の使用をおすすめします。しかしながら、サビ取り剤は強い薬品が使われていることがあるので、注意書きをよく読んでから正しく使うようにしてください。

キッチンの蛇口に青サビが付かないようにするためには？

蛇口まわりは常に水分がついてしまい、乾いている状態がなかなか続かない場所でもあります。そのため、きれいに磨いてもすぐに緑青が発生してしまうことは避けられません。

サビを予防するためには、こまめな掃除が必要不可欠です。サビは水気のある部分に発生しやすいので、蛇口を使った後は、水滴をタオルで拭うと予防に効果的です。

また撥水コーティング剤を塗っておくのも良いでしょう。水をはじき、乾きも速いためサビが発生しにくくなります。

蛇口に緑青が発生することが繰り返し起こるのは、蛇口の劣化による水漏れが原因の可能性もあります。長年使用した蛇口や給水管は、汚れもたまり不衛生になっているかもしれません。きれいな水を使うためにも新しいものへの交換を検討してみましょう。

まとめ

見た目も気になるサビが発生したら、放置せずすぐに対処することを心掛けたいものです。発生
してからの時間の経過とともに、落とし切るのも難しくなっていきます。軽度のうちであれば、掃除の負担も軽くて済みますので、億劫がらずにすぐに取り掛かることが大切です。

こまめな掃除を繰り返し行えば、サビの発生を防ぐことにもなります。常に衛生的できれいな水を使える環境を心掛けたいものです。

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