水のコラム
冷蔵庫はドレンパンから水漏れするって本当?理由や原因を徹底解説!
食材や飲料などを冷蔵・冷凍保管するのに欠かせない家電“冷蔵庫”。だからこそ、正常に機能していて欲しいものですよね。
しかし、ある理由によっては冷蔵庫から水漏れが発生することも珍しくありません。冷蔵庫は冷気によって冷蔵・冷凍する家電であるため、冷蔵庫内部に異常があるとさまざまなトラブルに見舞われることがあります。
本記事では、冷蔵庫から水漏れが発生した場合の理由や原因について解説します。
冷蔵庫から水漏れ!その原因は?
冷気を使って食材や飲料などを冷蔵・冷凍保管する家電の冷蔵庫。そのため、冷蔵庫本体になんらかの異常が起きると、水漏れが起きることがあります。
ここでは、冷蔵庫から水漏れが発生した場合に考えられる理由と対処法についてご紹介します。
冷蔵庫の中(ドレンホース)
冷蔵庫内部から水漏れが確認できる場合は、以下の可能性を疑いましょう。
・ドレンホースが外れている
・ドレンホースに汚れがつまっている
冷蔵庫の内部には「ドレンホース」と呼ばれる部品があり、長期使用による劣化などで変形したり、破損したりすることがあります。メーカーによって取り付け場所が異なるものの、一般的には野菜室の裏側にあるので、一度確認してみましょう。
・対処法
ドレンホースの位置が確認できたら、変形していないか、または劣化していないかを確認しましょう。変形や劣化が見られた場合は、新しい物と交換すると改善します。部品交換の際は、必ず現状の部品の型番などを確認してから購入しましょう。メーカーだけを頼りに購入しても、製品によっては遭わない可能性があります。
不安な方は、水道業者、または家電修理業者などに冷蔵庫の修理を行っているかを確認後、点検・修理を依頼すると安心です。一方、ドレンホース内部にゴミや汚れがつまっている場合は、針金や爪楊枝など、硬くて先端が鋭いものを使って汚れを掻き出します。重曹やセスキなどがあれば、500mlの水に対して大さじ2杯ほどの重曹・セスキを入れてつけ置きするのも効果的です。
冷蔵庫の下(ドレンパン)
冷蔵庫の下から水漏れが確認できる場合は、以下の理由が考えられます。
・ドレンホースから流れ出た水が漏れている
・ゴムパッキンが破損している
・コンプレッサーの故障
「ドレンパン」と呼ばれる受け皿で水を受け止め、蒸発してなくなるのが一般的ですが、なんらかの理由によってドレンホースの位置がずれて水が受け止められていなかったり、蒸発が追いつかなくなったりすると水漏れすることがあります。
ほかにも、ドレンパン付近にあるゴムパッキンが長期使用による摩耗から、正常に機能しないケースや、コンプレッサーが長期使用やなんらかの理由によって故障し、水が漏れている可能性も考えられます。
・対処法
ドレンパンもドレンホース同様、冷蔵庫下の引き出しを取り外した奥に設置されていることがほとんど。ドレンホースの劣化を確認するほか、ドレンパンに汚れが付着していないか、位置がずれていないかを確認しましょう。
一方、ゴムパッキンが劣化している場合は、冷蔵庫のメーカー・型番を控えた上で新しい物と交換すると水漏れは改善するでしょう。なお、コンプレッサーの故障によって水漏れが起きている場合は自分で修理することは不可能です。冷蔵庫本体の買い替えを視野に検討を進めることをおすすめします。
製氷機(給水パイプ)
冷蔵庫の中でも直接水を使う部分でもある「製氷機」。冷蔵庫の上や冷凍庫に取り付けられるケースが多く、野菜室などの下部以外から水漏れが確認できる場合は製氷機に異常がある可能性を疑いましょう。
製氷機のケースに破損やひび割れがないかを確認するほか、給水タンクや受け皿が劣化によって破損している可能性もあるので、製氷機周辺を細かく見てみましょう。
・対処法
給水パイプが抜けている場合はしっかりと差し込むことで、また受け皿の位置がずれていれば元の位置に戻すことで水漏れは改善するでしょう。しかし、給水パイプが劣化によって破損していたり、受け皿がひび割れたりする場合は、新しい物と交換してください。現在お使いの冷蔵庫のメーカー、型番を紙などに控えた上で新しい部品を探しましょう。
引っ越し・停電後の設置不良
引っ越しをしたあとの冷蔵庫は、冷気が全体に通るのに時間がかかるため、その異常に気付きにくいことがあります。
半日以上経過したあと、じわじわと水漏れが見られる場合は、引っ越しの移動によって冷蔵庫内部の部品が外れている、もしくは破損している可能性があります。天災による被害によって停電が起きた場合は、長時間冷蔵庫が作動しなかったため、冷蔵庫内の排水量が増加し、水漏れにつながることも。
・対処法
引っ越し後に冷蔵庫から水漏れが確認できる場合は、ドレンパンやドレンホースのほか、製氷機や給水パイプの現状を確認しましょう。位置がずれていたり抜けていたりする場合は、元の位置に戻すことで改善します。
部品に破損が見られる場合は、冷蔵庫のメーカー・型番を確認した上で新しい物と交換しましょう。なお、長時間の停電によって水漏れが起きた場合は、排水量が増加しているのが原因です。電気が復旧すると正常に作動するため、まずは様子を見ると良いでしょう。
冷蔵庫の排水が増加!考えられる原因は「ドレンパン」!適切な対処法とは?
冷蔵庫の排水が増加すると、水漏れにつながることがあります。その主な理由はドレンパンにあると考えられます。ここではドレンパンが水でいっぱいにならないよう、日頃から意識的に取り入れたい対処法について3つご紹介します。
ドアを開けすぎない
日頃から意識的に取り入れられる対処法としては、一つ目にドアを開けすぎないことが挙げられます。夏場の場合、冷蔵庫を10秒開けた状態にすると、庫内温度が1度上がると言われています。湿度や気温の高い室内で冷蔵庫を開閉する際は、その開閉時間を気に掛けることで、ドレンパンの水を抑えることができるでしょう。
ドアはしっかり閉める
二つ目は、冷蔵庫を開けた後はしっかりと締まっているかを確認することです。冷蔵庫のドアを完全に閉めきっていないと、冷気が外に排出され、冷蔵庫本体に負荷を与えてしまいます。室温や湿度と冷蔵庫の冷気が合わさると、どうしても冷蔵庫本体の気温が上昇し排水量も増えることに。子どもが冷蔵庫を開けたあとなどは、冷蔵庫のドアが閉まりきっていないケースが多いため、こまめに確認すると安心です。
十分なスペースの確保
三つ目は冷蔵庫内に十分なスペースがあるかを確認することです。食材や飲料などによって冷蔵庫本体のスペースが十分に確保できていないと、冷蔵庫のドアに当たって閉めきらなくなったり、冷気がうまく循環できなくなったりして、排水量が増加することがあります。
近年では食材や飲料などの物価高によってまとめ買いをする家庭も増加していますが、冷蔵庫の負荷にならないようある程度スペースを確保するよう意識しましょう。
まとめ
本記事では冷蔵庫から水漏れが確認できた場合の理由と対処法についてご紹介しました。冷蔵庫は冷気を使って食材や飲料を冷やし、私たちの暮らしを支えています。しかし、長期的な使用や引っ越し、停電などによっては、冷蔵庫に劣化・異常をきたすこともあります。
もし冷蔵庫から水漏れが確認できたときは、本記事でご紹介した理由を参考に、点検を実施しましょう。なお、点検などに不安を抱える方は、水道業者や冷蔵庫のメーカー、家電修理業者などに問い合わせると安心です。
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