水のコラム
シャワーからポタポタ！水漏れの原因と対処法
シャワーを使った後は蛇口をきつく締めたのに、なぜか水がポタポタと落ちていることはありませんか？いつまでも落ち続けると「もしかして故障？」と考える方も多いでしょう。
水漏れが長時間続いてしまうと、どうしても気になってしまうものです。この記事では原因と対処法をご紹介します。具体的な原因と対処法を把握し、現状を改善へと導けるよう、本記事を参考資料の一つとしてお役立てください。
シャワーから水がポタポタする原因
シャワーから水がポタポタと落ちてしまうのは、シャワー本体や各部品によって「水漏れ」が起きていると考えられます。ここでは3つの原因について解説します。
・残留水が溜まっている
・シャワーヘッド周りの部品が緩んでいる
・経年劣化によって各部品が故障している
それぞれどういった理由なのか見ていきましょう。
残留水が溜まっている
シャワーの水漏れで最も考えられる原因は、シャワーヘッドの内側に残る水、いわゆる「残留水」です。残留水はシャワーヘッドの内部に空気が溜まるのが主な原因です。修理が必要な水漏れではないので下記でご紹介する対処法に沿って水を排出させましょう。
シャワーヘッド周りの部品が緩んでいる
シャワーを止めた後もしばらく水がポタポタとしたたり落ちる場合やシャワーヘッドを上に向けてもなお水が落ちるようであれば「使用によって部品が緩んでいる可能性があります。
バルブは温度切り替えを行ったり水量調節を行ったりする際に手で握り、回転させる部分です。ナットは水栓とシャワーホースをつないだ部分です。これらは使用によって緩んでしまう傾向があるため、下記でご紹介する対処法で改善を図りましょう。
経年劣化によって各部品が故障している
使用年数が長ければ長いほど「経年劣化による故障」も視野に入れましょう。シャワーヘッドに限らず、シャワーホース・蛇口・混合栓など各部品が経年劣化によって破損・故障している場合があります。
また、各部品に取り付けられたパッキン・コマ・バルブなども経年劣化によって故障しやすいため、水漏れが確認できた場合は各部品の点検を行うとよいでしょう。
なお、新築住宅にお住まいの方や、引っ越して間もない方であっても、頻繁にシャワーを利用している場合は利用年数が大きく異なります。使用する以上故障や破損は十分に考えられるため、各部品の破損・故障を疑いましょう。
シャワーから水がポタポタする場合の対処法
シャワーから水がポタポタする場合、どのような対処法を用いればよいのでしょうか。ここでは5つの原因に合わせた対処法をご紹介します。
・残留水をきれいに落とす
・各部品の交換
・シャワーヘッドの交換
・シャワーホースの交換
・シャワーの水栓部分の点検・部品交換
シャワーやその周辺の仕組みを把握し、適した対処法を取り入れましょう。
残留水をきれいに落とす
シャワーヘッドからポタポタと水が漏れるようであれば、残留水が溜まっている可能性を考慮しましょう。残留水が溜まっていると、一度では出きらないことから、なくなるまでひたすらポタポタとしたたり落ちていまいます。
残留水を取り出すには、一度シャワーヘッドを下に向け、水をしっかり落としてみてください。シャワーヘッドを握り、上下に振ってみてもよいでしょう。シャワーに残った水が落ちきることで水漏れが改善する可能性があります。
各部品の交換
シャワーヘッドにはホースとの境目に部品が付いています。バルブやパッキンなどが対象ですが、これらが経年劣化によって破損・故障している可能性があります。
シャワーヘッドを回転させることで誰でも簡単に取り外せますから、接続部分に使用されている各部品の点検を実施してください。特にパッキンやバルブなどは使用によって緩んだり破損したりするケースが高いので、細かくチェックすることが大切です。
破損や故障が見られた場合は、型番などを控えたり本体を持参したりしてホームセンターなどで新しい物を購入しましょう。
シャワーヘッドの交換
シャワーヘッドには水圧や温度調整ができるタイプを使用されている方も多いのではないでしょうか。シャワーヘッド本体にこのような機能が搭載している場合、経年劣化によって故障する可能性があります。
残留水が理由ではない場合は、シャワーヘッドの交換を検討しましょう。なお、新しく購入したものとホース部分の形状が合わない場合、メーカーに合わせて使用できる互換用アダプタが必要になります。
自分で交換や取付作業を行う際は、各部品の形状を今一度確認し、そのうえで購入すると安心です。型番などを控えてから購入するのも失敗しない方法の一つです。
また、新品に交換したのにもかかわらず水漏れが悪化した場合は、購入したシャワーヘッドが間違っていないかを再確認しましょう。
シャワーホースの交換
シャワーヘッドや各部品を交換してもポタポタ水が落ちる現象が改善しない場合は、シャワーホースの経年劣化を疑いましょう。シャワーホースも日常的に使うことで劣化し、破損している可能性が考えられます。ホースに破れや破損がないか、細かくチェックしてみてください。
応急処置としては防水テープを巻き付けて対処する方法がありますが、水を使用する場所であるため、一時的の対処法である点に留意してください。新しい物に交換する場合は、お使いのホースの型番などをチェックしたうえで新しい物を購入したうえで実施しましょう。
取り付け方法としては、シャワーホースからシャワーヘッド・水栓を取り外し、新しいホースをそれぞれに接続してください。モンキーレンチなどがあるとスムーズに交換できます。
シャワーから水がポタポタした場合の水道業者選び！費用感や注意点とは？
シャワーから水がポタポタした場合、自身で取り付け作業や交換などを行うにあたって不安を抱える方も多いでしょう。各部品の詳細を把握していたとしても、取り付け交換などに失敗してしまえば費用が余分にかかってしまう可能性もあります。
シャワーヘッドに限らず各部品やホースなどの点検や交換を検討する際、水道業者に依頼する場合はどのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは費用相場や水道業者選びにおける注意点について解説します。
修理の費用相場
シャワーからの水漏れによる修理・交換の費用相場は以下の通りです。
・シャワーヘッドの修理
修理：4,000円～30,000円
交換：5,000円～45,000円
・シャワーホース
修理： 4,000円～30,000円
交換：5,000円～45,000円
・蛇口
修理： 4,000円～30,000円
交換：15,000円～60,000円
これらはあくまで費用相場です。具体的な費用感については最寄りの水道業者にシャワー部分から水漏れが発生している点を相談し、各部品などを含めた費用について確認しましょう。
水道業者選びの注意点
シャワーからの水漏れに対し、水道業者の判断を仰ぎたい場合は、以下5つの注意点に留意したうえで選びましょう。
1. 見積もり料金が適した価格であるか
2. 対応は迅速・安心・丁寧か
3. 実績の有無や確認はできるか
4. 水道業者に必要な資格があるか
5. 修理後のアフターケアは用意されているか
各ポイントをチェックしたうえで水道業者選びを進めましょう。「水道業者名 口コミ」や「水道業者名 評判」などでネット検索をすると、実際に利用した顧客のレビューなどが確認できますから、口コミなどをあらかじめ参考にすると安心です。
見出し（まとめ）
この記事ではシャワーから水がポタポタと水漏れが発生した場合の原因と対処法について解説しました。水漏れを放置すると、思いがけないトラブルに発展する可能性があります。
また、随時水が流れていると、その音が気になってしまうなどの精神的負荷も避けられません。シャワーの使用から一定の時間が経過しているにもかかわらず水漏れが確認できる場合は、本記事で紹介した対処法をもとに、現状の改善を図りましょう。
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