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水のコラム

トイレの水が止まらない!床に水たまりができてしまう原因や対処方法について解説

2023年11月29日 トイレ

トイレの床にたまっていた水を拭いただけで、その場しのぎにしていませんか?

トイレの床にたまった水を拭いても、水たまりができてしまう原因を解決できたわけではありません。

水たまりができてしまう原因を把握し、適切に対処しなければ、いずれ再びトイレの床に水たまりができてしまうでしょう。

ただし、適当にトイレの部品をいじってしまうと、被害が拡大して余計な費用がかかってしまう可能性もあるため、無理に自分で修理をするのではなく、専門業者に相談しましょう。

 

トイレの床に水たまりができてしまう原因

問題なく使えていたトイレの床に急に水たまりができてしまった場合は、早急に対処しましょう。

トイレの水たまりを放置していると、カビの繁殖や床の腐食といった大きなトラブルへと発展するおそれがあります。

 

  • ●床と便器の接合部分から水が漏れている
  • ●トイレタンクの周囲から水が漏れている

 

このような状況にある方は原因を把握して、適切な対応を行ってください。

 

床と便器の接合部分から水が漏れている

トイレの床に水がたまっている原因はいくつか考えられますが、接合部分から水が漏れている可能性を考えましょう。

床に水がたまっているのを見つけた方は、まず床と便器の接合部分をチェックしてください。

 

便器がヒビ割れている

便器がヒビ割れていると、隙間からトイレの水が漏れ出すことで、床に水たまりができてしまいます。

一般的な便器は陶器製であり、急激な温度の変化に弱いため、汚れやつまりを改善するために熱湯を流すと、温度差でヒビが入ってしまうおそれがあります。

便器に熱湯を流したり、温度の高いものを近づけたりしないようにしましょう。

 

便器を設置したときの不備

トイレの水を流した際にトイレと床の接合部分から水が漏れてしまう場合は、便器設置時の不備を疑ってみましょう。

トイレと床の接合部分に不備が見つかった場合は、設置業者に連絡してトイレを設置しなおしてもらいましょう。

業者に便器の設置を依頼した際に、保証サービスがついている可能性があるため、保証サービスがついている方は利用することをおすすめします。

 

トイレタンクの周囲から水が漏れている

水漏れの原因が床と便器の接合部分ではないと判明した際は、トイレタンクの周囲を確認しましょう。

正面からは確かめられない、背面側やタンクの下側から水が漏れているかもしれません。

 

タンクと水道管の接続部分が故障している

タンクと水道管の接続部分が故障していると、タンクまで水が運ばれてくる途中に水漏れが発生して、床に水がたまってしまいます。

タンクと水道管の接続部分が緩んでいないか確認しましょう。

 

止水栓のゴムパッキンが劣化している

止水栓のゴムパッキンが劣化していることが原因で水漏れが発生し、床に水がたまってしまうことも考えられます。

止水栓とは、水の流れを一時的に止めて水量を調整し、メンテナンスを行うための栓です。

しかし、止水栓のゴムパッキンが劣化していると隙間が生まれ、水を完全に止めることができず、水漏れに繋がってしまいます。

 

温水洗浄便座が故障している

温水洗浄便座が故障していると水漏れが起こりやすくなります。

ウォシュレットの水量が少ないなど、通常時と違う場合は、水漏れが起きていることが考えられます。

トイレの床に突然水がたまっているのを発見した際は、温水洗浄便座が問題なく機能しているか確認しましょう。

 

水漏れと間違えやすい水たまりの原因

トイレの床が水で濡れている場合、どこかで水漏れが発生している可能性があります。

また、以下のような原因も考えられます。

 

  • ●温度差による結露
  • ●尿が垂れている

 

温度差による結露

便器やトイレタンクにたまっている水の温度と部屋の温度に差があると結露が発生してしまう可能性があります。

結露はトイレの故障や劣化が原因ではなく、時期や環境によって起こる問題のため、新しく設置したトイレであっても起こります。

結露したまま放置しているとカビの繁殖に繋がってしまうおそれがあるため、換気をしたり、断熱機能を取り入れたり、結露が起こらないように対策をしましょう。

しかし、結露によって大きな水たまりができる可能性は低いため、大きな水たまりができている場合は、ほかの原因を疑いましょう。

 

尿が垂れている

水漏れと間違えやすい原因として、用を足した際に尿が垂れてしまっていることが挙げられます。

尿が垂れた状態は衛生的にも悪く、放置していると悪臭が発生してしまうため、尿が床に垂れてしまわないように気をつけて用を足しましょう。

 

水漏れでトイレの床に水たまりができている場合の対処法

トイレの床に水がたまってしまうのは、水漏れが原因の可能性があります。

水漏れが発生している場合は、以下の方法で対処しましょう。

 

  • ●ゴムパッキンが劣化している場合の対処法
  • ●設置不良が原因だった場合の対処法
  • ●便器やタンクにヒビが入っている場合の対処法

 

ゴムパッキンが劣化している場合の対処法

止水栓のゴムパッキンが劣化している場合は、隙間ができて水漏れしてしまうため、新しい部品を購入して取り替えましょう。

とくに購入から10年以上経過しているトイレは、ゴムパッキンが劣化している可能性が高いため、取り換えを検討してみてください。

ゴムパッキンはホームセンターで購入して、自分で取り替えることもできます。

ただし、トイレのメーカーや年代によって、使われているゴムパッキンの形状や大きさが違うため、既存のゴムパッキンを写真に撮るなどして店員に相談しましょう。

また、ゴムパッキンの取り外し方が分からない場合は、無理に取り外して壊してしまわないよう、修理業者に依頼することをおすすめします。

 

設置不良が原因だった場合の対処法

トイレの設置不良が原因で水漏れが発生している場合、一般の方が便器の設置作業を行うのは難しいため、修理業者に依頼しましょう。

また、設置不良のまま放置していると水が漏れ続け、床に水が浸み込んで腐食してしまいます。

賃貸物件では、居住者の過失で劣化した箇所の原状回復費用を自分で負担するように求められるケースもあるため、修理業者とのスケジュールが合わないことも考えて、早急に相談するようにしましょう。

 

便器やタンクにヒビが入っている場合の対処法

便器やタンクにヒビが入っている場合、修理業者へ早急に連絡しましょう。

コーキングや防水パテを施すことで、一時的にヒビ割れからの水漏れを防ぐことができますが、ヒビ割れが悪化してしまうケースも考えられるため、トイレ本体の交換をおすすめします。

 

トイレの水が止まらず溢れそうになった場合の対処法

トイレの床に水がたまってしまう原因としては、水漏れだけでなく、トイレの水が止まらずに溢れてしまうケースも考えられます。

トイレの水が止まらず溢れそうになった場合は、以下の対処法を実施しましょう。

 

  • ●止水栓を閉める
  • ●ウォシュレットや温水便座の電源を抜く
  • ●レバーやゴムフロートに故障がないか確認する

 

止水栓を閉める

トイレの水が止まらない場合は、止水栓を閉めて水道管から水が入ってこないようにしましょう。

止水栓は基本的にトイレタンクの横や下にあり、バルブを回すと給水が止まります。

止水栓の位置が分からない方は、水道の元栓を閉めて、水道管からトイレに水が流れるのを防ぎましょう。

 

温水便座やウォシュレットの電源を抜く

電化製品でもある温水便座やウォシュレットの故障が原因で水が漏れ出している場合、漏れ出た水に触れることで感電してしまうおそれがあります。

そのため、温水便座やウォシュレットは必ず電源を抜いておくようにしましょう。

また、抜いた電源コードが水に濡れてしまわないように、袋などでカバーしてください。

 

レバーやゴムフロートに故障がないか確認する

トイレのタンク内にはさまざまな部品があり、それぞれが連動することで水が流れます。

タンクの蓋を外して、どの部品が故障や劣化しているか1つ1つ確認しましょう。

部品の故障や劣化が見られたときは、自分で対処せずに、専門の工事業者に相談してください。

 

専門業者に修理を依頼した方が良いケース

トイレの水漏れなどは自分で対処できることもありますが、場合によっては専門業者に修理を依頼した方が良いケースもあります。

無理に自分で修理しようとすることで余計にトイレが壊れてしまい、トイレを買い換えなければならなくなってしまうおそれもあるため、これから解説するケースに該当している方は速やかに業者へ相談しましょう。

 

便器のヒビ割れが原因の場合

ヒビ割れの範囲が小さい場合は、コーキングや防水パテを充填させるだけで一時的に水漏れを防ぐことは可能です。

ただし、ヒビ割れが起こってしまう根本的な原因の解決にはなりません。

便器のヒビ割れが起こっている場合は、その場しのぎの対処をするのではなく、専門業者に修理を依頼しましょう。

 

便器設置の不備が原因の場合

便器を設置した際に不備が起こっている場合は、業者に依頼してトイレを設置し直してもらいましょう。

便器設置時に不備がある場合、設置後すぐに水漏れが起こるケースがほとんどとされています。

しかし、素人が自分で設置し直すには専門的な知識が必要なため、無理に自分で修理しようとせずに早急に業者へ相談しましょう。

また、便器を新たに設置する予定の方は、保証サービスのある業者に依頼することをおすすめします。

 

トイレタンクの周囲から水が漏れているのが原因の場合

トイレタンクの周囲から水が漏れている場合は、タンク内部の部品に不具合が起こっている可能性が高いでしょう。

しかし、トイレタンクを修理するには、トイレの仕組みを理解している必要があり、さまざまな工具が必要になります。

修理業者に依頼をして、トイレタンクの中を確認してもらい、適切な修理をしてもらいましょう。

 

まとめ

トイレの床に水がたまってしまう原因としては、トイレの水漏れが考えられます。

床に水がたまっている状態を放置しておくと、床が腐食してしまい、大規模なリフォームが必要になってしまうこともあります。

被害が拡大して、余計な費用がかかってしまわないように、床に水がたまっているのを見つけたら、早急に修理業者にトイレを確認してもらいましょう。

 

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