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風呂釜交換のメリットとタイミングを解説!風呂釜ごとの特徴も

2022年07月31日 お風呂

ご自宅の風呂釜は問題なく動いているでしょうか。

風呂釜は長期間使用し続けると、故障に繋がり危険な状態になります。風呂釜に異変を感じる前に交換することが重要です。

そこで今回は風呂釜を交換するタイミング、風呂釜交換のメリット、風呂釜の種類ごとの特徴、風呂釜交換のポイントについて解説します。

風呂釜はいつ交換するべき?タイミングを解説

風呂釜を交換すべきタイミングはどのようなときなのでしょうか。
ここでは風呂釜を交換すべきタイミングについて解説します。

寿命が近づいてきたとき
一般的に風呂釜の寿命は10年から13年と言われています。

使用環境や風呂釜の素材によっても異なりますが、上記の期間使用している方は交換のタイミングが近づいていることを把握しましょう。

寿命を大きく超えて使用を続けていると、機器の劣化が進み不具合が生じる可能性があります。

また、風呂釜の交換は業者に依頼することが一般的です。そのため故障してから業者に依頼、日程決め、工事のステップを踏むと数日使えない状況が続いてしまうかもしれません。

最悪の事態を避けるためにも、10年以上風呂釜を使用している方は、たとえ異常を感じていなくても交換をしてしまうことをおすすめします。

故障の兆候が現れたとき
風呂釜を10年以上使用していると以下のような症状が現れることがあります。操作つまみが硬い、点火時に爆発音がする、お湯が沸かせない、お湯の温度が適切でない、種火が消える、異臭がするなどです。これらの症状が確認されれば、風呂釜のどこかで不具合が発生しています。

また、火を扱うため異常が起こった状態で使用を続けることは危険です。すぐに専門業者に連絡をとり見てもらいましょう。交換可能なこともありますが、古い型版では製造が終了していることも多いようです。

部分的な修理が難しかったり、結局費用がかさんでしまったりするので、全体を新品に交換することをおすすめします。

風呂釜交換のメリットは?

風呂釜を交換することによるメリットはどのようなことがあるのでしょうか。
ここでは風呂釜を交換することのメリットについて解説します。

本体破裂や一酸化炭素中毒の恐れがなくなる
風呂釜は異常をきたしている状態のまま使用することは非常に危険です。

噴射ノズルや熱交換器がバーナーに使用されています。これら部品が長年のゴミや塵によって閉塞してしまう可能性があり、爆発に繋がる恐れがあります。

風呂釜が正しく作動していない状態では一酸化炭素を発生さることがあります。一酸化炭素が体内に入ってしまえば、一酸化炭素中毒を起こし重症化することも珍しくありません。

一酸化炭素自体に臭いがないことと、中毒症状が風邪に似ていることから、早期発見が困難です。一酸化炭素中毒にならないためには正常に作動する風呂釜を使用することがとても重要です。

熱効率が改善されてガス代が安くなる
異常をきたしている風呂釜は熱効率が下がっていることがよくあります。熱効率が悪い風呂釜で毎日お湯を沸かしていると、長期的に見たときにガス代に大きな差が生まれてしまいます。

逆に言えば、新品に交換することで、長期的に見れば使い続けるよりもお得になる可能性も大いにあります。思っているよりも無駄なガスを使い、ガス代がかさんでいるかもしれません。一度交換を検討してみてはどうでしょうか。

風呂釜の種類ごとに特徴を解説

風呂釜は複数種類存在しているということをご存知でしょうか。

焼却の際に利用する空気の取り込む場所や排気方法によって5つに分類されます。ここでは風呂釜の種類別に特徴をご紹介します。

BF式
BF式は別名バランス式風呂釜と呼ばれます。

外の空気を利用して燃焼するタイプの風呂釜です。空気は利用後に屋外に排気するため、一酸化炭素中毒や室内の空気汚染の心配は基本的に不要です。

そして、電力もいらないため停電時でも問題なく稼働できるという安心感があります。

FF式
FF式は送風機を利用して燃焼するタイプの風呂釜です。空気の給排はBF式と同様で屋外です。そのため一酸化炭素中毒や空気汚染の心配はありません。

FF式の風呂釜は屋内に設置されます。そのため雨風など天候に左右されない点がメリットといえます。

RF式
RF式は屋外に設置されるタイプの風呂釜です。浴室内に風呂釜の部品がないため浴室を広々と利用できます。また空気の給気と排気は排気管を利用しません。本体から直接空気の給排が行われます。

FE式
FE式の風呂釜は燃焼のための空気を屋内から取り込む仕組みとなっています。そして屋外に排気されます。FE式には送風機が設置されています。

CF式
CF式もFE式と同じく風呂釜は燃焼のための空気を屋内から取り込む仕組みとなっています。そして屋外に排気されます。しかしCF式には送風機がありません。送風機がないため風の影響を受けやすく排気が室内へ逆流してしまう恐れがあります。健康被害の危険性が高いため、現在CF式の設置は禁止されています。

風呂釜の交換費用と期間はどのくらい?

風呂釜の交換に必要な費用と期間はどのくらいなのでしょうか。ここでは交換費用と交換の期間について解説します。

風呂釜の交換に必要な費用
風呂釜の交換にかかってくる費用は、風呂釜本体の値段と工事費用です。

例えば、BF式風呂釜の場合には、本体価格が6~10万円、交換の工事費が4万円前後です。RF式風呂釜であれば、本体価格が5~6万円、交換の工事費は3万円前後です。設置フリー型の風呂釜というものもあります。設置フリーであれば本体価格が9~15万円、交換の工事費は4万円前後です。

風呂釜のタイプによって費用は数万円単位で異なります。自分の予算を考えたうえで、業者と相談して決めましょう。

風呂釜の交換に必要な期間
新しい風呂釜に交換する際には2時間から4時間ほどで完了します。状況によって時間は多少異なりますが、同じ種類の風呂釜であればそこまで時間がかかる作業でもありません。

風呂釜交換のポイント
風呂釜の交換の際にはいくつか気を付けておきたいポイントがあります。最後にそれらをご紹介します。

風呂釜交換は一酸化炭素の発生や爆発の発生など様々な危険が伴う作業です。そのため、自分で交換することはできません。必ず専門業者に交換の依頼をしましょう。

また、業者に依頼する際には以下の資格を有している業者かどうかを確認しておきましょう。ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者、液化石油ガス設備士、ガス機器設備スペシャリスト、簡易内管施工士です。

風呂釜交換のそれぞれの作業によって必要になる資格が異なります。資格保有者がいる業者に依頼するようにしましょう。

また、風呂釜交換に限った話ではありませんが、必ず現場を見てもらい見積もりを出してもらってから契約することを忘れないでください。後々のトラブルを回避するためにとても重要な工程です。

一番初めにも触れましたが、不具合が生じてからでは危険な場合があります。10年以上使用している場合には、たとえ不具合が起こっていなくても、交換の検討を強く推奨します。

まとめ

今回は風呂釜の交換タイミング、風呂釜を交換することのメリット、風呂釜の種類別の特徴、風呂釜交換の際のポイントについて解説しました。

風呂釜に対して何も異変を感じなければ使い続けてしまうでしょう。しかし、10年ほど経過すると故障のリスクが増し時に危険な状態になってしまいます。

そうなる前に風呂釜の交換をしてしまうことがおすすめです。風呂釜交換にはガス代節約などのメリットもありました。

長期間使い続けている方は、これを機に交換を検討してみてください。

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