水のコラム
配管工事を依頼するときのポイントは？
私たちの生活と共にある水道管ですが、普段目に見えない場所なので、何かトラブルがあっても気づきにくいでしょう。しかし、実は経年劣化が進んでいて、気づかないうちに破損したり、弱ったりしている可能性があります。
トラブルが起きて水道管が壊れてしまった場合は、配管工事を依頼しなければいけません。
今回は、配管工事を依頼するときのポイントをご紹介します。具体的な工事内容や費用などもご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
住宅の配管工事手順とは？工事内容を解説
まずは配管工事の内容について見ていきましょう。配管工事には大きく分けて給水管の引き込み、下水道排水工事、宅内の配管工事の3つに分けられます。それぞれの工事内容を詳しく説明していきます。
給水管の引き込み
給水管の引き込みは家を建てる際に水道本管から敷地内の水道メーターまで配管の引き込みをしていく工事です。水道本管は目に見える場所にあるわけではなく、道路の下に埋まっていることがほとんどなので、大掛かりな工事となります。
大掛かりで複雑な工事となるので、水道局指定工事店に依頼する必要があります。
下水道排水工事
下水道排水工事は排水口から公共マスまでの配管を工事するものです。
宅内の配管工事
宅内の配管工事は水道名だから水道設備に対して配管を伸ばしていく工事のことです。
キッチンやトイレ、洗面台、浴室などすべての水道設備に必要な工事です。この工事の中には蛇口や止水栓の設置も内容に含まれています。宅内の配管工事も複雑な内容になるので、水道局指定工事店しか対応することができません。
依頼する際は「水道局指定工事店」として認定されている業者に依頼する必要があります。
住宅の配管工事にかかる費用は？
水回りの工事となれば高い金額が必要になるのではないかと不安に思っている人も多いでしょう。工事する上で気になるのが「費用」ですよね。配管工事を業者に依頼した際の費用相場を説明していくので、参考にしてみてください。
まずは給水管引き込み工事の費用相場です。給水管引き込み工事は水道本管から家の敷地内まで工事しなければいけないので、大掛かりで複雑な内容となります。そのため、費用相場は約30〜50万円だと言われています。
1メートルの給水管を引き込むのに約15,000円程度かかると言われているので、水道本上から敷地内までの距離によって費用が異なるのです。水道本管から敷地内まで距離がある場合は50万円以上の費用がかかることもあるかもしれません。
また、工事費用だけではなく給水申し込み納付金と各種手数料が必要になってきます。給水申し込み納付金は自治体によって金額が異なります。13mmで約2〜12万円、20mmで約6〜30万円と費用相場に差があるので、各自治体で確認しておきましょう。
キッチンや洗面台、浴室などの水回りの配管工事の場合は、簡単な修理であれば3000円から12,000円程度だと言われています。
単なる水漏れであれば修理だけで済みますが、水道管に問題がある場合は交換や補修が必要になるケースもあります。水道管を交換する場合はより複雑な工事内容となるので、費用が高くなることも。
新築の家の場合は、近隣の状況により水道管工事の費用が異なります。近くの道路に水道管が既に通っている場合は、そこから引っ張ることができるので費用を抑えられます。
しかし、近くに水道管が通っていない場合は新しく引かなければいけないので、高い費用がかかってしまいます。距離によっては100万円以上もの費用がかかることもあるので、新築で家を建てる場合は水道管の位置も確認しておくことが大切です。
費用を抑えたいなら？
少しでも費用を抑えたい場合は、2つのポイントがあります。
1つ目は、複数の業者に見積もりを依頼することです。見積もりを出してもらうことで複数の会社の料金体系を比較できるので、安く工事してくれる業者が見つかります。
ただし、安いからといって安易に契約するのはやめましょう。追加で別途費用が請求される場合があります。安い場合は「なぜここまで安くできるのか」、その理由を明確に説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。
また、同じ条件を提示し、相見積もりすることで各社の競争意識が働きます。よりお得に依頼できる可能性があります。
2つ目は水回りのリフォーム工事と一緒に行うことです。キッチンやお風呂、洗面台などの水回りにも劣化が起きている場合は、配管工事と同時に行うと良いでしょう。同時に行うことでトータル的な費用を抑えられます。
同時に工事を行うと、高い費用を払わなければいけませんが、後々のことを考えるとお得になるケースが多いです。緊急性を除き、配管工事を検討する際は他にも水回りのリフォームが必要なところがないか探してみましょう。
住宅の配管工事にかかる日数は？
配管工事を行う上で費用も気になるところですが、「日数」も気になっている人も多いでしょう。もちろん工事中は水道が使えなくなるのでとても不便です。工事中の対応も事前に考えておく必要があります。
配管工事にかかる日数ですが、簡単な修理や調整であれば数時間程度で工事が完了します。配管を交換する際はおよそ1日で工事が完了することが多いです。
ただし、配管を新しく増設したり、移動したりする場合は、数日かかる場合があります。
また、給水管の引き込み工事を行う際は自治体で手続きが必要になります。水道管から敷地まで距離が近かったとしても申し込みをしてから工事する必要があるので、約2週間はかかります。
配管工事の依頼先 配管工事の業者を依頼するときの見極めかたを解説
配管工事を依頼する際は、信頼できる業者を見極めなければいけません。
水道業者の中には悪徳業者も潜んでいるので、騙されないように見極める必要があるのです。最後に信頼できる水道業者を見極めるポイントをまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください。
詳しい説明をしてくれるか
水道業者が部品や工事内容など詳しい説明をしてくれるかチェックしてみてください。配管工事には専門的な部品を使用することが多いです。
素人にはわからない部品もたくさんあるので、どうやって工事を進めていくのか気になるところでしょう。
業者に質問した際にこの部品をどこに使うのか、この部品を使ってどう工事をしていくのかなど細かく説明してくれる業者は信頼度が高いです。
部品の説明が不十分な業者は必要のない部品を高額で売りつけてくることもあります。不要な部品を購入すればもちろん費用に追加されますし、払わなくても良いお金を支払うことになるのです。
費用を抑えるためにも、後のトラブルを避けるためにも、詳しい説明をしてくれる会社を選ぶようにしましょう。
実績や口コミをチェック
水道業者の実績や口コミをチェックしてみましょう。水道業者の公式ホームページにはこれまでの実績が掲載されていることが多いです。
また、実際に依頼したお客様の声も掲載されています。信頼できる会社かどうか、リサーチしてみましょう。
口コミをチェックする際は、公式ホームページに載っているものだけではなく、ネットの情報も確認してみましょう。公式ホームページで評判が良くても、口コミサイトでは評判が悪い場合もあります。
実績や口コミをリサーチした上で、信頼できるかどうか判断しましょう。
まとめ
今回は配管工事の費用や日数についてまとめていきました。配管工事の規模によって費用や日数は異なります。工事中は水道が使えなくなるので、その間どう対応するかも決めておきましょう。
また、配管工事は生活に欠かせない水回りの工事となるので信頼できる業者に依頼することが大切です。
今記事では信頼できる業者を見極めるポイントもご紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。
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