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失敗例を参考にキッチンリフォームを成功させよう

2022年05月28日 キッチン


リフォームは現状の不具合を改善するため、またはキレイにするために行うものです。
結果に後悔が残ってしまっては残念ですよね。

キッチンのリフォームは、さまざまな視点から考える必要があります。水道配管や電源、床、壁など多くのものが関わります。周り全体を見渡すことが大切になるでしょう。

失敗例を把握することは、リフォーム成功の助けとなります。参考にすることで、よりよいリフォームの実現が可能となるのです。

キッチンリフォームは失敗例を参考に

キッチンリフォームは大がかりなリフォームであるため、頻繁に行うことは難しいといえるでしょう。「せっかくリフォームしたのに、がっかり…」そんな結果は誰でも避けたいものです。
以下の失敗例を参考にして、理想のキッチンリフォームの実現を目指しましょう。

■かえって狭くなった
リフォームをしてキレイになったものの、以前より狭くなってしまったというケースは意外に多いものです。

対面式キッチンにリフォームした場合、壁付キッチンよりも必要面積が大きいため、空間が狭くなりリフォーム前より動きづらくなることがあります。

また2人でも作業しやすいようにと大きなシンクや3口コンロにリフォームした場合も、確保できる通路の幅が狭くなりがちで、すれ違う度にぶつかって、思い描いていた理想の構図にはならない場合が考えられます。

通路幅や動けるスペースの確保には注意が必要です。

■使わない機能・設備がある
キッチンリフォームの際には、憧れの設備も取り入れたくなるでしょう。しかし実際に取り入れてみると、思ったような利便性がなく、使用しないままとなる設備は意外と多いものです。

かがむ動作が億劫になる床下収納や、食洗器も手洗いの方が素早く済んでしまうため、結局使用しないという声もよく聞かれます。パントリーも使い勝手を考えた設計でなければ、かえって不要に溜め込む結果となってしまうでしょう。

ビルトインのオーブンも調理するには活躍しますが、小さいお子様のいる家庭では、火傷の危険性から使用できない場合もあるようです。設置のタイミングも重要といえるでしょう。

■見た目や使い勝手がイメージと違う
費用がかさみがちなキッチンリフォームでは、コストとの兼ね合いで失敗を招くケースも多くあります。コストを抑え過ぎたために、床や壁などと馴染まない仕上がりになってしまったり、設備や機能を我慢して、かえって使い勝手が悪くなってしまったなどのケースが見られます。

コストはもちろん重要ですが、周りとの調和や実際に調理した時の過程などをよく考慮することも、非常に大切です。

■キッチンが暑い・寒い
明るいキッチンは理想ではありますが、窓の大きさやシンクの場所によっては、日差しが強すぎて夏場は長くいられない、食材がダメになってしまうというケースも起こりがちです。

エアコンが届きにくく、夏の暑さや冬の寒さで快適なキッチンにならない場合も考えられます。日差しや気温、風通しの良し悪しも忘れないようにしましょう。

■電気が必須
窓際にあったキッチンを移動したことによって、リフォーム前よりも暗くなってしまったというケースも案外多いものです。また食器棚の配置が変わって窓を塞ぐ位置になってしまい常にうす暗く、昼間でも電気が必要となる場合もあり得ます。

全体を見通して、窓からの明るさが確保できるかどうかしっかりと確認しなければなりません。

■コンセントの位置・数
キッチンで使用する家電は思いのほか多くあります。しかし、リフォーム後に家電の置き場所が変わると、コンセントまで届かない、数が足りないということがよく起こります。

延長コードを利用すれば対処できる場合も多いですが、せっかくリフォームするならば、コンセントの増設工事を検討するなど、効率よく使えるような設計を考えるようにしましょう。

■ニオイがこもる
ニオイの問題も起こりがちです。とくにキッチンとダイニングが一体化しているアイランドキッチンは、家族との距離が近くなるなどの多くのメリットがありますが、同時に調理のニオイもそのままこもってしまいます。

おいしそうなニオイだけならよいのですが、油のニオイなどがこもるのは、くつろぐダイニングでは好ましいとはいえないでしょう。

■目線が気になる
収納が確保しにくいアイランドキッチンは、常に片付けが行き届いていないとすぐに散らかってしまいます。

またアイランドキッチンの特徴として、リビング含めて全体の見通しがよいことがあります。そのため、調理後の片付けなどもされていないとすぐに目にはいってしまい、常に目線が気になってしまうことが考えられます。

■予算オーバー
キッチンのリフォームは、さまざまな角度から予算を検討する必要があります。場所を移動すれば、水道の配管工事もともなうかもしれません。

また周りとの調和から床や壁も変えた方が、仕上がりがまとまる場合もあるでしょう。
キッチンだけと安易に考えてしまうと、すぐに予算オーバーとなってしまいます。事前の専門業者による調査、確認や相談など手間を惜しまず、時間をかけてきちんと検討していくことが重要といえるでしょう。

キッチンのリフォームで失敗しないためのポイント

キッチンはリフォーム後も何年、何十年と毎日使います。キレイで使いやすい、理想のキッチンにするためにも、以下のポイントをおさえて、リフォームの失敗を防ぎましょう。

■欲しい設備の見直し
キッチンのリフォームを考えたとき、いろいろな設備・機能が欲しくなってしまうことでしょう。
しかし、導入したのに結局使わなかったというケースは非常に多くあります。本当に必要な設備なのか、どのくらいの頻度で使いそうか、など今一度よく考えてみることが大切です。

実際に使用したときをイメージすることがポイントとなります。
費用をかけて設置するのですから、無駄とならないよう必ずいるものだけに絞っていきましょう。

■動線を考える
毎日使うキッチンは、動線が非常に大切です。実際の動きをイメージしてレイアウトやキッチンの形状を検討しましょう。希望のキッチンのタイプが決まっていても、どういった動きとなるのか想像してみると、問題点が出てくるかもしれません。

動線がうまく作られていないと家事もストレスになります。効率よい動きの確保のため、充分に検討することをおすすめします。

■専門業者による現地調査で相談する
専門業者の現地調査で、希望のキッチンがリフォーム可能かどうかしっかり相談しましょう。

予算はもちろんですが、明るさの確保や、食器棚の配置、寸法など詳細に確認することで専門業者との食い違いもなくなり、イメージとの相違もなくすことができます。

また業者選びも重要です。キッチンリフォームの実績が豊富な業者を選ぶとよいでしょう。使いやすさや、メリットデメリットなど、豊富な経験からアドバイスをもらえることも期待できます。耳を傾け参考にすることで、よりよいキッチンリフォームが目指せるでしょう。
■ショールームを活用する
ショールームで実物が確認できるならぜひ、足を運びましょう。色合いや高さ、作業スペースなど実際に見て確認できれば安心です。いくつもの種類を比較検討できるので、理想のキッチンもイメージしやすいでしょう。

高さなどは少しの違いと思っていても、意外とその差は大きいものです。一度リフォームしたら多くの場合、そのキッチンと長いお付き合いなります。姿勢に負担のかからないキッチンを選ぶことは、非常に大きなポイントです。

まとめ

キッチンは家族の食生活を築いていく、大切な場所です。使いやすくてキレイなキッチンで、美味しい料理を家族に届けたいと願うものでしょう。

そんなキッチンのリフォームは思っている以上に大がかりで費用もかさみます。失敗しないためには、繰り返し検討することが重要です。

失敗例を参考にひとつずつポイントをおさえながら、決めていきましょう。改善したいところ、備えたい機能などきちんと整理することが必要です。あれもこれもと欲張るのは、よい結果にはつながりません。

リフォームが成功したキッチンでは、毎日の料理をする時間も有意義な時間となっていくことでしょう。自身のため、家族のためにも納得いくキッチンのリフォームを目指しましょう。

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