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水のコラム

シャワーヘッドの交換方法を知ってトラブルを防ごう!

2022年04月03日 水のトラブル


「最近、シャワーの水圧が弱くなってきたから、性能のいいものに取り替えたい」と思ったことはありませんか。

シャワーヘッドの交換は、DIYで取り替えられるものがほとんどですが、中には「汚れによりヘッドが取れなくなっている」「そもそもホースとつながっていて、取り外せない」といったケースもあります。

そこで今回は、シャワーヘッドに関するトラブルや交換の際に確認しておくべきポイント、さらに交換の流れなどについてご紹介します。

シャワーヘッドのみ交換することはできる?

シャワーヘッドだけを交換することはできるのでしょうか。

交換となると、なんとなくホースや蛇口などと一緒に替えるイメージがありますが、実はシャワーの種類によってはヘッドのみの交換も充分可能です。

基本的にシャワーヘッドには2種類のパターンがあり、一つはヘッドとホースが別々になっているものと、ヘッドとホースが一体化しているものとがあります。

ヘッドとホースが取り外しできるものであれば、そのままヘッド部分を回すだけで簡単に取り外しができるので、比較的誰でもできる単純な作業で済みます。

ただし、ヘッドとホースが取り外せないものだと、ヘッドも取り外せないので、もし交換するのであればホースも同じように交換する必要があります。また、ホースとつながっているものであっても、作業自体は簡単なのでDIYに慣れている方などはすぐに交換できるでしょう。

シャワーヘッドに関するトラブルの症状や原因

ここで、シャワーヘッドでよくあるトラブルの症状や原因についてご紹介します。

一般的にシャワーヘッドの使用年数はおおよそ5年程度だといわれており、それを過ぎると、シャワーヘッドの水が止まらなくなる、シャワーヘッド本体から水漏れなどが起こってしまう恐れもあります。

「シャワーヘッドの水が止まらない」というのは、シャワーの使用後に残留水が吐水口からこぼれてくる程度であれば、故障ではないので修理や交換の必要はありません。

しかし、もしシャワーヘッドを上向きにしていても、水が垂れてくるとなると話は別です。

長時間止まらないといった場合は、内部部品の劣化が考えられ、シャワーヘッドの交換のみだと解消できない可能性もあります。

内部部品が劣化している場合、蛇口本体の種類やコマパッキン・切替弁・サーモスタットハンドル内部品と呼ばれるどの部品からの故障かによって、それぞれ違ってくるので見極めが必要となります。

故障している部品が明確になれば、交換することで水漏れを止められます。

「シャワーヘッドとホースとを接続している箇所からの水漏れ」は、おもにシャワーヘッドの根本にある、Oリングと呼ばれるパッキンや、ホースの先端に取り付けられているUパッキンの劣化が原因と考えられます。

パッキンは、通常水漏れが起こらないように取り付けられている部品ですが、長年使っているうちに劣化が生じてトラブルに発展することもあります。

パッキンの劣化のサインは「表面にひび割れが起こっている」「なんとなく弾力がない」「触ると黒い色素が指につく」といったものが挙げられますが、こちらもまた交換することで水漏れを止めることができます。

さらに「シャワーヘッド本体からの水漏れ」の場合、普段使っている際にシャワーヘッドそのものを落としてしまった、もしくはどこかにぶつけるなどしてひび割れてしまうことによって、その部分から水漏れが起きてしまいます。

シャワーヘッドの素材はプラスチック製のものがほとんどであり、たとえ少しの衝撃であったとしてもすぐに割れてしまうため、気を付けなければいけません。ハンドル部分に止水ボタンがあるタイプであれば、この止水ボタンから水漏れが発生してしまうこともあります。

こういった時は本体の故障となってしまうので、ヘッド本体の交換が必要となります。このように、シャワーヘッドのトラブルでは、どこから水漏れが起きているのかによって、原因はさまざまです。どこに異常が起きているのかしっかり見極めて、シャワーヘッドを交換しましょう。

シャワーヘッドを交換する前に確認しておきたいポイント

シャワーヘッドを交換する前に、あらかじめチェックしておいた方がよいポイントについてお話します。

まず一つは「シャワーヘッドの選び方」。新しいシャワーヘッドは、なるべく以前使っていたものと同じ品番のものを選ぶようにしましょう。同じものだと取り付けも比較的簡単にできます。

また、他のメーカーのものに交換するときは、専用のアダプターを使うことによって取り付けられます、アダプターは主にネットやホームセンターなどでも購入できるものなので、ヘッドと一緒にチェックするのがベストです。

さらに、シャワーヘッドがホースと分離できないタイプの場合、シャワーヘッドのメーカーが同メーカーなのかを確かめる以外に「ホースの長さを確認する」ことも大切です。

ホースが長すぎてしまうと、ずっと床についたままとなってしまい、カビの発生につながってしまう可能性もあります。必ずしも長ければ長いほどいいというわけではないという点を踏まえておくようにしましょう。

シャワーヘッドの交換手順

最後に、シャワーヘッドの交換手順について説明します。

シャワーヘッドの交換はまず、ホースとシャワーヘッドの接続部分を回し、シャワーヘッドを取り外し新しいシャワーヘッドとホースのネジを合わせます。そして、そこからきちんと噛み合ったら、きちんと閉まるまで回転させることでねじ込みます。

なんとなく「シャワーヘッドの交換って難しいのではないか」「一人でできるものなの?」と心配する方も多いかもしれませんが、専門の工具も特殊な資格なども必要ないため、比較的だれでも簡単に交換できるのです。

さらにシャワーヘッドの交換は、無料の動画でも紹介されているので、それを参考にしてみるといいかもしれません。ただし、注意点もあります。

いざ取り付けるときになって「サイズが合わない」「金具が固くて緩まない」といった場合は、無理に作業を続行してしまうと、新品のシャワーヘッドやホース側を壊してしまう恐れがあります。

作業中に何か違和感があれば、すぐに作業を中断して一度きちんと合っているかどうかを確認するようにしてください。

また、作業をする際はケガ防止のため軍手やゴム手袋を使うようにしましょう。シャワーヘッドは最近のものだと、手元で運転を切り替えられるものや肌や髪に優しい機能が付いたものなど、便利なスペックが付いたものが増えてきています。

したがって、今シャワーの動作にとくに異常がなかったとしても、もっとグレードアップしたいと思う方は、今回の記事を参考に思い切って新しいものに交換してみるといいかもしれません。

まとめ

今回はシャワーヘッドに関するトラブルの原因や症状、交換手順と交換の際に気を付けるべきポイントについてご紹介してきました。

一般的にシャワーヘッドの寿命は5年程度だとされていますが、シャワーヘッドの表面の劣化や破損が気になり始めたら寿命年数に関わらず、交換を検討してみた方がいいでしょう。

さらに、最近では水圧がパワーアップしたものや肌や髪にいい成分が出るなど、高スペックなものが出回っているので、たとえ壊れていなくても性能アップや浴室の印象を変えるといった意味でも交換することをおすすめします。

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