水のコラム
家の中でもとくに湿気が溜まりやすい箇所!風呂場の湿気対策を考えよう
家の中でも浴室は湿気が溜まりやすい空間です。とくに浴室は高温多湿となりやすく、カビや雑菌が繁殖しやすい状態です。
身体をきれいにするはずの浴室が知らぬうちに不衛生となり、健康にも悪影響を与えかねません。自分自身や家族を守るためにも、日ごろから湿気対策を心がけるのが大切です。
本記事では、浴室の湿気対策の重要性と湿気対策の仕方、リフォームで湿気対策をするときのメリットについて解説していきます。
風呂場の湿気対策の重要性
浴室は湿気が溜まりやすい空間ですが、湿気はそのままにしないほうがよいです。なぜなら湿気をそのままにしてしまうと、不衛生なだけでなく家や人体に悪影響を及ぼしてしまうからです。
「カビの繁殖」「雑菌による悪臭」「家への悪影響」「ヒートショック現象」湿気を放置するとこれらが発生する恐れがあります。そのため、湿気対策はとても重要なのです。
■カビの繁殖
カビは高温多湿で汚れがある場所に繁殖します。浴室はカビにとって繁殖するのに好条件な空間です。その条件である湿気が発生しにくいように、対策をすることでカビの繁殖も抑えられます。
■雑菌による悪臭
身体を洗ったときの水には皮脂が含まれており、さらに湿気と合わさって雑菌が繁殖してしまいます。雑菌が繁殖してしまうと不衛生な上に、やがて悪臭も起こってしまうので注意が必要です。
清潔で癒しの場であってほしい浴室で悪臭がしたらとても不快ですよね。
■家への悪影響
日本の家はほとんどが木造であることをご存じでしょうか?木材は湿気に弱く、浴室の湿気対策がされていないと浴室周辺に使われている木材の劣化を早めてしまいます。
浴室の湿気が原因で、家のリフォームや修繕が思わぬタイミングに必要となるのは避けたいですよね。
■ヒートショック現象
ヒートショック現象とは突然の温度変化で血圧が上下して、心臓や血管の負担となりあらゆる疾患を引き起こす現象のことです。このヒートショック現象は、暖かくしているリビングから寒い脱衣所に行き、熱い浴槽に入ると起こりやすいです。
浴室の湿気対策をしておくことで、浴室の急激な温度変化を抑えることができ、結果的にヒートショック現象も予防できるのです。
簡単にできる風呂場の湿気対策
湿気は悪臭やカビだけではなく、家への影響や身体にも関わってくるということがわかりました。日ごろから簡単に湿気対策ができれば、習慣化できそうですよね。
簡単にできる浴室の湿気対策として「湯船の蓋を閉める」「壁の湿気を拭く」「窓とドアを開けて風の通りをよくする」「換気扇を回しっぱなしにする」「窓を開けているときは換気扇を回さない」などが挙げられます。それぞれ詳しく解説していきます。
■湯船の蓋を閉める
浴室の湿気となる1番の要因は、湯船から上がる湯気です。この湯気を抑えるだけで、かなりの湿気対策になります。入浴していないときは、湯船の蓋を隙間ができないようにしっかり閉めましょう。
■壁の湿気を拭く
シンプルに壁の湿気を拭くことで、湿気対策になります。壁に飛び散った皮脂を含んだ水気も同時に拭き取れるので、カビの繁殖を抑えるのにも効果的です。
■窓とドアを開けて風の通りをよくする
窓がある浴室でしたら、窓と浴室ドア、脱衣所のドアを開けて風通しをよくしましょう。浴室全体を乾燥させることができ、湿気がこもらなくなります。
■換気扇を回しっぱなしにする
換気扇は常に回しておくことをおすすめします。窓がない浴室や来客時などで、窓や浴室ドアを開けっぱなしにできない時間帯があるときも、浴室を乾燥させる手助けをしてくれます。
1ヶ月の電気代も数百円なので、湿気がこもってしまうことを考えたらフル回転させておいた方が得策です。
■窓を開けているときは換気扇を回さない
湿気対策において、換気扇は基本的に回しっぱなしにした方がよいですが、実は窓を開けているときは換気扇を使用しないほうがよいのです。
窓を開けながら換気扇を回すのは、一見効率がよくなりそうですよね。しかし窓も開けて換気扇も回すと、窓から入ってきた外の空気が浴室内の乾燥を手助けする前に換気扇が吸ってしまい、換気の効率が格段と悪くなってしまうのです。
これらの対策をルーティン化することで、湿気対策ができます。家族全員でこれらのことを心がけ、常に湿気のこもらない衛生的な浴室を目指しましょう。
リフォームで湿気対策を行う利点
湿気がこもっていると、カビの発生を助長してしまいます。湿気対策、すなわちカビ対策はリフォームをすることでも実施できます。
湿気対策として役立つリフォーム箇所は「床、壁」「排水口」「ドア」「浴室暖房乾燥機」です。詳しく見ていきましょう。
まず「床、壁」ですが、湿気対策につながる素材に変えることが可能です。
防カビ塗装を施せば、湿気により繁殖しやすいカビの発生も抑制できます。
次に「排水口」です。
最近の排水口は髪の毛の絡まりが起きにくいものがあります。そういった排水口に変えれば、ある程度ゴミや汚れの蓄積が抑えられます。
したがって、カビや雑菌が発生しにくくなります。
そして「ドア」です。ドアにはパッキンが付いているものが多いですが、パッキンにはカビが発生しやすいです。
そのため、パッキンがないドアに変更することで、カビが発生するリスクを低減できます。
最後に「浴室暖房乾燥機」です。マンションやアパートなどは浴室に窓がないことが多いです。窓がなければ、浴室ドアを開けていてもうまく乾燥できません。
そして換気扇を常に回していても、充分な効果が得られません。そんなときには浴室暖房乾燥機がおすすめです。
浴室乾燥機があれば、入浴後に浴室の乾燥を手助けしてくれます。さらに暖房機能が付いていれば、入浴前から浴室を暖めることで、浴室内に結露が起こりにくく湿気対策につながります。
このように浴室のリフォームで湿気対策をすれば、浴室自体が湿気対策されることとなります。さらに日ごろの湿気対策をプラスすることで、湿気知らずの浴室を実現できるのではないでしょうか。
なお浴室のリフォームを依頼する場合は、複数の会社に見積もりをお願いしたほうがよいです。価格の安さですぐに決めてしまうのではなく、技術や口コミ、アフターケアの充実度も参考に判断しましょう。
今はSNSでもリアルな声を聞けますし、会社のアカウントが運用されていることもあります。そして1番大切なのが信頼できる会社かどうかです。リフォーム費用が相場と比べてかけ離れていないか、あいまいな表示がないかもしっかり確認しましょう。
まとめ
ここまで浴室の湿気対策の重要性と湿気対策の仕方、リフォームで湿気対策をするときのメリットについて解説してきました。
湿気が多いとカビや雑菌が繁殖しやすくなります。カビや雑菌が発生してから掃除をする方もいるかもしれません。
しかし、発生してさらに根をはってしまうとカビは取れにくくなってしまいます。カビや雑菌が繁殖しやすい環境である、湿気を発生させないようにすればそれらの繁殖を抑制できます。
常に衛生的で快適な浴室環境を維持するためには、湿気対策は必要不可欠です。なお、リフォームによって湿気対策を行えばより効果があります。気になる方はリフォーム会社へ問い合わせてみましょう。
浜松のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「はままつ水道職人(浜松水道職人)」