水のコラム
一度溜まると除去しづらい！トイレに尿石が蓄積するのを予防する方法
トイレを掃除するときに厄介な存在となるのが「尿石」。尿石は一度溜まると掃除しづらいですし、黄ばみの原因となってしまいます。
そこで今回は、尿石の効果的な落とし方と除去する際に注意すべきポイント、予防法などについてご紹介します。
厄介な尿石の効果的な落とし方について解説！
まずは厄介な尿石の効果的な落とし方について見ていきましょう。
尿石はトイレ用洗剤やブラシでいくらこすっても、なかなか落ちないことがほとんどです。尿石は汚れのレベルに合わせて掃除することが大切です。
ここでは、汚れの強さ3段階に合わせた落とし方を紹介します。
■少し汚れている程度：重曹＋クエン酸
少し汚れが目立つ程度であれば、重曹+クエン酸で落としていきましょう。
尿石はアルカリ性なので、酸性のクエン酸が効果的です。さらに重曹を加えることで、尿酸を落とす効果が期待できます。
重曹とクエン酸は地球に優しく刺激臭もないので、安心して掃除できますよ。まずはスプレーボトルに水100mlとクエン酸1/2を入れて、クエン酸液を作りましょう。
液を作ったら尿石が溜まっている部分にスプレーしましょう。その上から粉末の重曹をまぶして、30分程度時間を置きます。時間が経ったらブラシで尿石を擦り、水を流すだけで完了です。
この方法で落ちない場合はおく時間を伸ばしたり、クエン酸の濃度をあげたりして調整してみてください。
■かなり目立った汚れ：酸性洗剤
見るからに頑固な汚れの場合は酸性洗剤を使います。この方法は尿石に直接洗剤をかけるだけなので、手軽にできるのがメリットです。
ただし、便器の種類によって酸性の洗剤が使用NGなものもあるので、事前に確認しておきましょう。
まずはゴム手袋を着用して、尿石に酸性洗剤をかけます。3分程度おいたらトイレ用ブラシでこすって水を流すだけです。
■見るからに頑固な汚れ：サンドペーパー・専用たわしで削り落とす
とても汚れが頑固になってくると、きれいにするのに時間がかかるかもしれません。
ここまでの汚れは、削り落とすのが1番効果的な方法です。レベル3の頑固な汚れに対しては耐水性のサンドペーパーや尿石を落とし用のたわしなどで、直接削り落としていきましょう。
ただし、あまりにも力を入れすぎると便器が傷ついてしまうので、注意してください。
トイレの尿石除去する際に注意するべきポイント
トイレの尿石を除去する際はいくつかの注意点があります。
それはトイレの素材をチェックすることと、酸性と塩素系の洗剤を混ぜないことです。上記でも簡単にお伝えしましたが、トイレの種類によっては酸性の洗剤が使用できないことがあります。
金属製品や大理石には使用できないので、酸性の洗剤が使えるかどうかを確認しておきましょう。また、酸性の洗剤と塩素系の洗剤を混ぜると有毒なガスが発生するので、絶対に混ぜないようにしてください。
トイレに尿石が蓄積するのを予防する方法
尿石はこびりつくと本当に厄介な汚れとなります。掃除するのが大変なので、予防が大切です。
予防法は主に以下の3つがあります。
■適量の水で流す
1つ目は適量の水で毎回流すことです。
節約のために貯めて流したり、便を少量の水で流したりしている方も多いでしょう。
しかし、水が少ないと節約にはつながるかもしれませんが、便器に汚れが残りやすくなります。使用後は適量の水で毎回流すようにしましょう。
■トイレ掃除をこまめにする
2つ目はトイレ掃除をこまめにすることです。トイレブラシでさっと磨くだけでいいので、こまめに掃除しておくようにしましょう。
30秒から1分程度で済むので、トイレに入ったついでに行うようにルーティーンを作っておけばいいですね。
■酸性洗剤も使って掃除する
3つ目は酸性の洗剤も使うことです。トイレ用の洗剤で一般的に販売されているのは、中性洗剤がほとんどです。
普段のお掃除は中性洗剤でもいいのですが、週に1回は酸性の洗剤を使って尿石がこびりつかないように対策しておきましょう。
■コーティング剤を使用する
4つ目は便器内にコーティングをしておくことです。市販でも便器のコーティング剤が販売されていて、簡単に使えるので利用してみてください。コーティング剤には3つの種類があります。
普段の掃除の後に手軽にできるスタンプタイプ、作業しやすいスプレータイプ、自分で塗るタイプの3つです。
おすすめはスプレータイプ。コーティング剤の効果は約1ヵ月持ちますし、失敗がなく使い勝手が良いのが大きなポイントです。しかもトイレ以外にも、シンクや洗面台のコーティングとしても使えるのが魅力的。
手軽さを求めるのであれば、スタンプタイプがおすすめです。
まとめ
今回はトイレの便器に溜まった尿石をきれいにする方法をご紹介しました。尿石は一度こびりつくと掃除がとても面倒になります。
尿石掃除から解放されるためにも、コーティング剤や酸性洗剤を使ってこまめにお手入れすることが大切です。
尿石対策はどれもさほど難しいものではないので、トイレ掃除のついでにさっとと行うことができます。
尿石掃除に時間をかけるよりも、事前に対策しておいたほうが時間も手間も省けますよ。今回紹介したポイントを参考に、今日からでもぜひ実践してみてくださいね。
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