水のコラム
シャワーホースが外れる原因は?交換手順も解説!
現代ではホース付きのシャワーが付いている浴室がほとんどであり、私たちの生活において必要不可欠なものです。
しかし、シャワーホースやシャワーヘッドを毎日使っている中で突然外れてしまうことがあります。そんな時にほとんどの方が慌ててしまうかもしれませんが、シャワーホースやシャワーヘッドは正しい知識さえあればご自分で交換することが可能です。
今回は、シャワーホースが外れる原因や交換の方法について詳しく解説していきます。併せてシャワーヘッドの選び方についても掲載していますので、ぜひご活用ください。
シャワーホースが外れる原因
シャワーホースが外れてしまう原因として、以下の3点が挙げられます。
●シャワーホースの劣化
●両端に負担がかかりやすい
●シャワーヘッドとホースの接続部分の破損
それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
両端に負担がかかりやすい
シャワーホースが外れる原因の1つ目は「シャワーホースの両端に負荷がかかりやすい」という点です。シャワーホースには毎日大量の水が流れています。大量に流れる水は、ホースやパッキンの両端部分と接続部にとって大きな負荷です。
両端部分や接続部分が水圧に負けると、シャワーホース自体が外れてしまうおそれがあり、接続部分は日々の使用で劣化します。ホースが外れてしまったときは部品を新しく交換しましょう。
シャワーホースの劣化
シャワーホースが外れる原因の2つ目は「シャワーホースの劣化」です。ホースや部品を長い間使うことで、シャワーホースは自然と劣化していきます。すると徐々に水圧に耐えられなくなり、シャワーホースが外れやすくなってしまいます。
穴が空いたり裂けたりしてしまうと水漏れを引き起こす恐れがあるため、シャワーホースの劣化を感じた場合は早めの交換をおすすめします。
一般的に5年くらいが交換の目安です。使う環境や頻度により目安の時期は違うため、こまめに確認しましょう。
シャワーヘッドとホースの接続部分の破損
シャワーホースが外れる原因の3つ目は「シャワーヘッドとホースの接続部分の破損」です。シャワーホースが外れてしまった場合、シャワーホースとシャワーヘッドが接続している部分を確認しましょう。
水圧に耐えきれなくなると、シャワーホースとシャワーベッドを接続しているネジが破損してしまうことがあります。
接続している部分のネジが破損してしまうと、シャワーホースが外れる原因となります。ネジが故障してしまった場合は、シャワーホースに加えてシャワーヘッドも交換する必要があるため注意しましょう。
シャワーホースの交換方法
必要な道具・手順・注意すべき点をしっかり押さえておけば、自分でシャワーホースを交換することが可能です。ここからはシャワーホースの交換方法について解説していきます。
必要な道具
シャワーホースを交換する際は、以下の道具を準備しましょう。
●新しいシャワーホース
●マイナスドライバー:止水栓を締めるのに使用します
●モンキーレンチ:ネジを取り外すときに使用します
マイナスドライバーは止水栓を締める際に使用します。必ず締める必要はありませんが、噴水を防ぎたい場合は締めておくと安心です。
ネジが水アカなどで固まってしまうと手で取り外すことが難しくなります。その際はモンキーレンチを使うと楽に取り外しができます。
シャワーホースの選び方
シャワーホースを選ぶ際に気をつける点は以下の2つです。
●シャワーホースの材質や長さ
●ホースのフックサイズ
シャワーホースの材質や長さは商品やメーカーによってさまざまな種類があります。好みのシャワーホースを選ぶことも可能ですが、長さに関しては交換前に使用していたものと同じ長さのものを選んだ方がよいでしょう。
シャワーホースを収納するために使うものをフックと呼びます。フックを選ぶ際はシャワーホースとフックの大きさが合っているかを確認することが大切です。シャワーホースとフックのメーカーを揃えるとスムーズに交換できます。
シャワーホースの交換手順
1.シャワーヘッドをシャワーホースから取り外す(手で回すと外れます)
2.シャワーホースと水栓全体が繋がる部分を取り外す
3.取り外した手順と逆の順番で新しいシャワーホースとシャワーヘッドを取り付ける
止水栓や元栓を締めなくてもシャワーホースを交換することが可能ですが、噴水を防ぎたい場合は締めておくと安心です。マイナスドライバーを使うと簡単に締められます。
水栓本体と繋がる部分は水アカなどが固まっていることがあります。その場合はモンキーレンチを使うことで取り外しが可能です。新しいホースを取り付ける際は、外れないようしっかりと固定しましょう。
注意点
シャワーホースをスムーズに交換するために1番必要なことは「蛇口に接続されている側のネジのサイズを確認する」という点です。シャワーホースと蛇口を接続しているネジのサイズが合っていないと、取り付けることが不可能だからです。
新しいシャワーホースの長さやデザインを気にするばかりで、肝心なネジのサイズがわからないという人も多くみられます。二度手間を防ぐためにも、シャワーホースを購入する際はお店にネジを持参してサイズを確かめましょう。
シャワーヘッドとホースは一緒に交換する
シャワーホースを交換する際は、一緒に使っているシャワーヘッドの状態も確認しましょう。シャワーホースと同じく、シャワーヘッドも日々の使用で劣化してしまうからです。
シャワーヘッドも一緒に交換した方がよい理由やシャワーヘッドを選ぶ際のポイントを次の項目で見ていきましょう。
シャワーヘッドも消耗品
シャワーホースと同じく、シャワーヘッドも長期間使うことによる劣化は免れません。
劣化するとシャワーベッドにひび割れが生じ破損に繋がります。水道水にはミネラル成分が含まれており、シャワーヘッドの散水穴を詰まらせてしまうこともあります。
シャワーヘッドとシャワーホースがセットになっているものを選ぶと、別々で購入するより確実に接続できるというメリットもあります。シャワーヘッドも消耗品であると考え、異常を感じた時はシャワーヘッドの交換も検討するとよいでしょう。
ホースとヘッドのデザインを合わせる
シャワーホースやシャワーヘッドには白色や黒色・メタリックなものやゴム型のデザインなどさまざまな種類があります。デザインや素材の見た目を統一させると、浴室の雰囲気が変わり気分転換に繋がります。
近頃はシャワーホースとシャワーヘッドがセットになっているものがたくさん販売されています。自分の好みに合わせたデザインや素材を選びましょう。
自分に合うシャワーヘッドを選ぶポイント
シャワーヘッドを選ぶポイントとして挙げるのは以下の2点です。
●値段
●機能性
使用環境や好み、予算によって選べるものはさまざまです。自分に合ったものを選びましょう。
値段
シャワーヘッドの価格は、備わっている機能により異なります。特別な機能がなく至ってシンプルなシャワーヘッドは、一般的には1,500円程度とリーズナブルです。
反対に機能が豊富なシャワーヘッドの価格はぐんと跳ね上がり、およそ15,000円から30,000円程度に及びます。予算や欲しい機能を考慮し、ご自分に合ったシャワーヘッドを選びましょう。
機能性
最近では、節水や美容などさまざまな機能がついたシャワーヘッドが販売されています。
人気といわれている機能は以下の4つです。
・マイクロバブル
見た目の高級感もさながら、洗浄力が高く肌の汚れをきれいに洗い流せます。保温や保湿効果もあり、美容にこだわる方向けです。
・水流切り替え
洗いたい部分や使う人に合わせ、強めの水流やミスト状などさまざまな水流に切り替えられます。
・塩素除去
水道水に含まれる塩素を除去するカートリッジが内蔵されており、肌の弱い方や赤ちゃんがいるご家庭に好まれています。定期的なカートリッジ交換が必要です。
・手元止水機能
手元にシャワーを止めるボタンが付いており、蛇口まで手を伸ばす必要がありません。節水を気にする方に選ばれている機能です。
このようにシャワーヘッドにはさまざまな便利な機能があるため、自分の好みや使用環境に合わせたものを選ぶことをおすすめします。
まとめ
シャワーホースが外れる主な原因は「経年による劣化」や「水圧に耐えられなくなった」という点です。シャワーホースやシャワーヘッドを自分で交換する方法をあらかじめ知っておくことで、突然のトラブルにも落ち着いて対応できます。
しかし、激しい破損が生じたり自分で作業したりすることが難しいと感じる場合もあります。その場合は決して無理をせず専門の業者へ依頼しましょう。
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