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水のコラム

タッチレス水栓の寿命はどれくらい?メリット・デメリットも解説

2023年03月06日 水回り

手をかざすだけで水道が使えるタッチレス水栓は、とても便利なものです。近年使っている方も増え続けているタイプですが、メリットやデメリットがあります。設置の際は、これらも踏まえておかなくてはなりません。また、設備の寿命も考える必要がある要素です。

この記事では、タッチレス水栓の寿命や寿命を迎えたときの症状・メリット・デメリットを解説します。住宅設備を検討する際にお役立てください。

タッチレス水栓とは

タッチレス水栓は、蛇口に内蔵されているセンサーが手などを感知することで水が出る水栓です。キッチンや洗面台などでよく活用されています。手を触れずに水やお湯を使えることから、近年設置している方が増えているタイプです。

タッチレス水栓は10年ほどで寿命が来る
タッチレス水栓はとても便利ですが、寿命があります。目安としては大体10年ほどですが、使用回数が多ければその分故障も早く起きます。目安はあくまで目安としてとらえておきましょう。

寿命が来たときの症状

寿命がきた蛇口は何らかの症状が発生します。タッチレス水栓も例外ではありません。よくある症状をまとめたので、覚えておきましょう。少しでも症状が疑われる場合は、修理や交換を検討してください。

水漏れ
センサー空手などをどかしても水がポタポタ出る場合、水漏れしているかもしれません。水道をはじめとした水周りの設備は、金属などでできているため、パーツごとの隙間を埋めるためにパッキンと呼ばれるゴムを間に挟みます。

このパッキンが劣化すると、パーツの間に隙間が生まれ、水が漏れてしまうのです。このほかにも、ナットの緩みや設備の劣化があれば、水漏れを引き起こします。

センサーの反応が悪くなる
タッチレス水栓によくある故障です。センサーの前に手などをかざしても、水が出なくなります。手を振ったり、センサーに近づけたりしないと反応しない場合は、故障を疑いましょう。

ほかのパーツ同様、センサーも劣化します。反応が悪くなったら、修理や交換を検討してください。

水量や温度の調節ができなくなる
蛇口は中のバルブが故障すると、レバーなどを動かしても水量や温度の調節ができなくなります。タッチレス水栓も同じです。また、タッチレス水栓の中には、水量や温度の調節も触らずにできるものがありますが、これもセンサーが劣化すると調節できなくなります。

レバーもセンサーも中のパーツを交換できれば改善できますが、寿命が来ている場合、新しいものに交換した方がよい場合もあります。

タッチレス水栓の設置・交換は業者にお任せ!

タッチレス水栓の設置や交換は、通常の蛇口を設置する工事に加え、センサーのための電源を確保・設置する必要があります。DIYでの設置は難しいです。旧式の蛇口をタッチレス水栓に変えたり、故障した水栓を修理したりする場合は、専門業者に依頼しましょう。

一口にタッチレス水栓といっても、さまざまなメーカー・種類があります。どの製品を選んだらいいか分からないなどの悩みにも、業者は対応できます。タッチレス水栓の設置や交換を検討している方は、まずは業者へ相談するところから取りかかりましょう。

便利なタッチレス水栓のメリット

タッチレス水栓には、さまざまなメリットがあります。寿命を把握し、故障をいち早く発見・修理できるようメンテナンスできれば、とても便利です。タッチレス水栓のメリットを解説しますので、設置を検討する際にお役立てください。

蛇口をひねる必要がない
タッチレス水栓最大のメリットです。蛇口をひねる必要がないので、レバーなどが固くて動かせないなどの不具合を防止できます。小さい子どもから力の弱いお年寄りまで、簡単に使えます。

また、蛇口に直接触れる必要がないので、レバーなどに付着した細菌やウイルスによる感染症にかかる心配がありません。適度に掃除するだけで衛生的に管理できるのも、タッチレス水栓が持つ魅力といえるでしょう。

節水効果が高い
タッチレス水栓は使っている間だけ水が出る仕組みです。水を出しっぱなしにして無駄にする心配がありません。水道料金のロスを的確に節約できます。光熱費の無駄を押さえたい方にも、タッチレス水栓はおすすめです。

寒い日などにはお湯を使うことも多いですが、お湯を使うと水道料金だけでなくガス代もかかります。タッチレスなら、お湯を使ってもかかる出す台を最小限に抑えることが可能です。

掃除しやすい
通常、蛇口は汚れた手や濡れた手でレバーを操作します。このときついた汚れや水分を放置していると、水垢や雑菌の繁殖を招くため、不衛生です。落としにくい汚れが付きがちになるため、掃除も大変になります。

タッチレス水栓なら、直接手で触らないので、掃除も簡単です。汚れにくく、掃除が簡単なのも、タッチレス水栓がもつメリットといえるでしょう。

工夫すれば低コストで設置可能
タッチレス水栓はさまざまな種類があります。費用もその分幅があり、安いものでは1万円以内で済み、高いものだと10万円近くかかるものもあるなど、ピンキリです。予算をしっかり決め、そのうえで業者に依頼すれば、低コストで設置できます。

とはいえ、あまりにも安価なものを購入したり、施工費を浮かせるために自分で設置しようとしたりすると、思わぬトラブルの原因になりかねません。蛇口選びや施工の際は、慎重に検討しましょう。

タッチレス水栓のデメリット
よい面がたくさんあるタッチレス水栓ですが、デメリットもあります。設置を検討する際は、メリットだけでなくデメリットに目を向けることも大切です。タッチレス水栓のデメリットを解説しますので、こちらもあわせて活用しましょう。

反応が鈍い・感度がよすぎるものがある
タッチレス水栓の機能は、センサーに左右されるところがあります。センサーが鈍いと、水が出るまで時間がかかったり、センサーの近くで手を動かしたりなどの手間が発生するため、不便です。

では感度はよい方が便利なのかというと、そうでもありません。ちょっとした動きに反応して、必要のないときに水が出てしまい、水が無駄になることもあります。感度がよすぎても使いづらくなります。

センサーの感度は人によりちょうどよい反応が違うため、調節は非常に難しいです。自分に合った製品を見つけられるよう、製品探しの際はよくスペックなどを確認しましょう。

一部タッチレスでは対応できない機種がある
タッチレス水栓の機能は、製品ごとに違います。水を出す機能だけでなく、水量や温度までタッチレスで操作できるものがあれば、水量や温度は手動など、実にさまざまです。

すべてタッチレスで済ませたいのに、一部が主導の製品を購入しては意味がありません。購入の際、スペックをいちいち確認する必要があるのは、デメリットといえます。

とはいえ、ほしい機能や予算などを明確にした状態で業者に相談すれば、対応したスタッフがよいものを選んでくれます。専門家の力を借りれば払しょくできるデメリットです。

停電時はタッチレスでは使えない
タッチレス水栓は、電気で動くため停電時は使えません。多くの製品が主導モードを採用しているため、万が一の事態が起きても水道は使えますが、切り替え方法を知らないとすぐに対応できないため、不便です。いざというときにすぐ使えなくなってしまうのも、デメリットといえるでしょう。

子どもやペットのいたずらで水の無駄が増える可能性がある
タッチレス水栓のセンサーは、人を識別して作動しているわけではないため、ペットや子どものいたずらでも作動します。

ペットが水にじゃれたり、子どもが水を出しっぱなしにしたりすると、無駄が発生するため注意が必要です。これは、通常の蛇口では発生しません。タッチレスだからこそのデメリットといえます。

まとめ

タッチレス水栓は、メリットを押さえ故障のタイミングを見極めると、とても便利に使いこなせます。主導の水道に不便さを感じているなら、設置を検討しましょう。

なお、メリットだけでなくデメリットもあるため、それを含めて考えるようにしてください。

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