水のコラム
床が水浸しに？業者への依頼を見極めるには？
キッチンの蛇口も使い始めて数年たつと、水漏れやレバーか動かしづらくなるなどの不具合が起こってきます。
また最近の蛇口は色々な魅力ある便利な機能が付いたものも販売されています。
キッチン全体のリフォームは費用もかかり実現することも難しいですが、経年劣化によって蛇口を取り換えることになった時、現存にはない機能を取り入れ快適なキッチンにしてみたいですね。
本記事では、台所の蛇口の交換を考えるタイミングと交換手順、新しい台所の蛇口を選ぶポイントと蛇口を交換する前に確認しておきたいことを詳しく解説します。
台所の蛇口の交換を考えるタイミングを解説
台所の蛇口は水回りの中で最も使用頻度が多いです。
ですから蛇口の劣化も他の蛇口に比べると進みます。蛇口の水漏れの原因は、コマやパッキン、バブルカートリッジなどの経年劣化やボルトやナットの緩みが考えられます。これらが原因の場合はそれぞれの部品を取り換えたり、緩みを締め直したりすることで解決します。
それでも蛇口の耐用年数の10～15年使用していると、部品を交換しても蛇口のどこかに破損があり、部品交換をしても水漏れが解決しないこともあります。
止水口やレバーの下から水漏れが起きている場合は、カートリッジの劣化、蛇口の根本からの水漏れでしたら、パッキンの劣化が考えられます。
ワンホールタイプやツーハンドル混合水栓のレバーを動かしたとき「キー」という甲高い音が出た場合は、コマパッキンの劣化が考えられます。これを放置するといずれ水漏れを起こしますので、その前にコマパッキンを交換しましょう。
シングルレバー混合水栓の場合、レバーが固くなって操作がしづらくなることがあります。
水道水のミネラルが付着したり、サビついたりすることが原因です。レバー部分のグリスという潤滑油が切れてしまい部品が摩耗して、操作がしづらくなるので交換しなければいけません。
蛇口がぐらついてしまっている場合は、蛇口が取り付けられている台のビスが緩んだり、外れたりしています。
根元から水が染み込み水漏れを起こします。台と蛇口の金具の接着面に隙間が出来ると、シンク下にまで水漏れしてシンク自体も痛めてしまうことになりかねません。これらの症状が起きた場合は早めに対応して、最小限に被害を抑えましょう。
キッチンの蛇口は毎日使用します。使用頻度は家族構成や環境によって寿命は変わってきますが、10年過ぎた蛇口に水漏れが起きたら蛇口の交換も考えた方がいいでしょう。
不具合の箇所を交換しても、いずれ他の部分も劣化が進み修理を繰り返すことにもなりかねないので、交換した方がお得です。また部品も耐用年数が過ぎると入手困難になってしまうことも考えられます。
台所の蛇口を交換する効率の良い手順とは？具体的に解説
台所の蛇口は、ホームセンターやネット通販でも購入できます。
単水栓や壁付きタイプのツーハンドルなら数千円からあり、シングルレバーは2万円前後、タッチセンサーやシャワー付きの高機能の蛇口は5万円前後で販売されています。
自分で交換するなら、取替える蛇口本体の他にいくつか工具が必要です。
取り付ける蛇口によって、必要になる工具も異なります。
蛇口に同封してある説明書を見て何が必要か確認して用意しましょう。ドライバーのほかモンキーレンチ、ウオーターポンププライヤー、雑巾、バケツなどを事前に用意して、交換をスムーズに行うことが出来るようにしましょう。
交換作業の前にシンク下の止水栓を閉めます。説明書を見ながら交換します。作業の途中でも交換作業が難しいと判断したときは、悪化する前に業者に依頼することをおすすめめします。無理をして他の部分を破損させてしまえば、予定外の出費が必要になってしまいます。
業者に交換を依頼すると、自分で修理、交換を行うよりも費用は掛かってしまいますが、適切に取り付けられる蛇口を手配してくれ、修理、交換をスムーズに行ってくれます。
新しい台所の蛇口を選ぶポイント
新しい台所の蛇口を選ぶなら、まずは蛇口の種類を理解しておきましょう。
壁付きタイプはツーハンドル、シングルレバー、単水栓があります。
台付きタイプはワンホールシングルレバー、ツーホールシングルレバー、ツーホールツーハンドルがあります。
現在の蛇口のタイプと同じものと交換するのなら問題はありませんが、違うタイプのものと交換したい場合は流し台のリフォームが必要になり、費用もかかります。
同じタイプのものでも寸法が違う蛇口を選ぶと、蛇口がつけられない場合がありますので確かめましょう。
最近のキッチンの蛇口は、ハンドシャワーつき蛇口、浄水器を内蔵した蛇口、シャワー時に水撥ねしにくいように水が泡立つ蛇口、センサーで水を出せる、止められる蛇口、節水の蛇口などがあります。
新しい蛇口に交換するのなら、何か新しい機能を取り入れた蛇口にして今より快適にしてみたいですね。
台所の蛇口を交換する前に確認しておきたいこと
価格を抑える場合は、既存のものと同タイプのものを選ぶことです。工事の手間も少なく済み時間もかかりません。
蛇口の種類を確認して口径と穴心間を測ります。今使っているメーカーと品番のものを取り寄せると間違いありません。蛇口のタイプを変えると、別途、工事が必要になり費用もかかります。
既存の蛇口にはない機能、浄水器つき、センサーで水の出し・止め、蛇口からホースを引き出せるもの、水撥ねしにくい泡立つシャワー、足で水の出し・止めが出来るものも販売されています。
これらの機能があるものが気になったのなら、購入前にショールームで実物を見て確認することをお勧めします。実際に見ると自分で思っている内容と異なることもあります。スタッフから説明してもらうことも出来ます。
キッチンの蛇口は、ホームセンターやネットでも販売されているので、自分でもできるのではないかと思われがちですが、蛇口の交換はそれなりの知識と技術が必要です。専門の工具も用意しなければいけません。素人がDIY気分で簡単に取りかかれるものではありません。蛇口の種類によっても工事方法は異なります。失敗したときのことを考えると大きなリスクはあってもメリットはあまりありません。
安易に自分で工事をすることは辞めた方が無難です。水回りのネジは緩くなるより、ザビなどにより意外とネジが固くなり簡単に外せない場合が多いので、無理やりやって破損させてしまう恐れもありますので工賃はかかりますが業者に依頼した方が安心だと言えます。
まとめ
キッチンの蛇口から水漏れが起きたまま放置すると、蛇口自体もメッキが剥がれて見栄えも悪くなってしまいます。
最近のキッチンの蛇口は様々な機能が搭載され、価格も高くなっています。それと共に故障して修理交換となりますと、専門業者に依頼しなければ直すことが難しくなってきています。
しかし新しい機能が付いた蛇口を選べば、料理や洗い物を今より快適にすることができるようになります。キッチン全体のリフォームをするほどではないけど、蛇口の耐用年数が近づいてきたり、水漏れが気になるようになったりしたら、この機会に最新の新しい機能が搭載された蛇口についても考えてみるのもいいかもしれません。
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