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ウォシュレットの便座が温まらない原因と対策について解説

2022年12月26日 トイレのトラブル


ウォシュレットの便座が温まらないときに調べるのは設定と不具合です。そのままにしてしまうと故障が深刻化することもあります。

今回はウォシュレットの便座が温まらないときの原因と対策について解説します。

便座温まらないときにチェックすること

便座が温まらないときにチェックすることは、以下の項目になります。

・温度設定を再チェックする
・省電力モードになっていないかチェックする
・長い時間座っていないかチェックする
・電源を一度切ってから入れる
・便座カバーを使っているかチェックする

仮に壊れているときは、大事故がおこるかもしれないので、ウォシュレットを丁寧に扱いましょう。

温度設定を再チェックする
はじめに便座の温度設定を再チェックします。便座の温度はレベル3からレベル5程度、温度で32〜40度程度の間で設定できるようになっています。この設定機能にはOFF、要するに暖房温度を上げずに常温を維持して使用する設定があります。

もしも設定がOFFの状態で使用していると、便座はまったく暖かくならないです。したがって、設定温度を再確認するクセをつけておくといいでしょう。

省電力モードになっていないかチェックする
温水クリーン便座の中には、省電力モードが付帯されているタイプもあり、省電力モードにすると温水クリーン便座が使用されていない時間を見つけて便座温度を下げたり、暖房をOFFにしたりする場合があります。

したがって、省電力モードになっているときに使うと、座っても便座が温まらないということがおきます。

もし、省電力モード状態で便座を温めたいときは省電力モードを切るようにしましょう。通常温水クリーン便座自体に省電力の表示があるため、その表示が入り状態になっているのかどうかで省電力モードなのかどうかジャッジできます。

長い時間座っていないかチェックする
温水クリーン便座に長い時間座っていると、暖房便座の温度はオートで下降したり、暖房がOFFになったりします。理由は、暖房便座に長い間座ることによって生じる低音火傷を防止するためです。

便座タイプによりますが、20分くらい座っていると温水クリーン便座が設定温度をオートマチックに変更する仕組みになっています。便座に座りながら読書したり、スマホをみていたりするときに起こりがちなことです。

電源を一度切ってから入れる
電化製品の温水クリーン便座は、電源基板に組み込まれたソフトウェアを作動させていますが、何らかの原因でソフトウェアが誤作動で稼働しなくなることもあります。

その場合、電源を1回切って再び入れることでソフトウェア誤作動が改善されて再稼働するようになります。

便座カバーを使っているかチェックする
温水洗浄便器に便座カバーを用いている場合、感知器がエラーを起こしてしまい便座温度が上昇しないことが想定されます。

温水洗浄便器に便座用カバーを使用するのは不具合の原因になるので、避けた方がいいでしょう。

便座温まらない原因と対処方法

暖房式便座が壊れる原因は以下の通りです。

・制御基板が壊れている
・温度感知器が壊れている
・暖房のコードが切れている

では、以下から詳しく説明していきます。

制御基板が壊れている
電気パーツの動きを調整するための基板が故障して、暖房便座が役立たなくなることがあります。

システムエラーが一時的に起こったとき、先述のようにスイッチを入れ直すことでリセットされ、復旧できることがあります。ただし、その他の不具合については取り替える以外に手段がありません。

基板を取り替える場合、補習料金は2〜4万円くらいでしょう。

温度感知器が壊れている
便座内部には暖房設備が内蔵されており、暖房設備と一緒に温度を正しく調整するための温度感知器が入っていますが、その温度感知器が何かの理由で壊れていることが考えられます。

温度感知器が壊れているときは、便座ごと取り替えることで対処します。修繕費用は1万5000〜3万円くらいです。

暖房のコードが切れている
暖房が切れていると便座が温まらない場合もあります。便座の暖房は、コードを通して温水クリーン便座の本体とつながっていますが、便座を開け閉めすることによりコード箇所に負担がかかります。

通常10年程度の利用であればみられないですが、15年以上使用していると便座コードが摩耗し切れてしまう場合があります。

便座用の暖房コードが切れたまま使用しつづけると、切れた部分から発火するといった大事故に及ぶ危険があります。もし暖房コードが切れるくらい使用している場合、温水クリーン便座ごと取り替えることを考えましょう。

ウォシュレット不具合で業者を呼ぶタイミング

便座が温まらないときなどウォシュレットの故障の際に自力で可能な処置は、「汚れが溜まっている」ときと「設定が異なっていた」ときのみです。

ウォシュレットは家電機器なので、電力が通っており細かいパーツも多いです。よって、水漏れの際は感電や漏電、火災事故になりやすいので素人が修理作業するのはリスクがあります。

ウォシュレットには、先述のように耐用年数があり、7年から10年使用すると寿命がやってきます。不具合の原因が寿命の場合は、素人ではどうすることもできません。また、寿命かどうかの見極めも素人には難しいでしょう。

ウォシュレットの不具合予防法

ウォシュレットは家電製品なので、思った以上に繊細です。したがって、ウォシュレットの不具合を防止するためには日常の清掃や自主確認をきちんと実施するしかないでしょう。

ノズル箇所の清掃は見逃しやすいパーツであり、電源スイッチのまわりや本体のリモコンの近辺はほこりが蓄積されやすいので、定期的に清掃することをおすすめします。

自主確認は以下の手順でおこなってください。

・リモコンの乾電池の破裂や液漏れがないか
・便器ふたの亀裂、色落ち、ガタつきがないか
・電動式便器ふたの作動具合
・ウォシュレット自体の亀裂、ガタつき、色落ち、漏水、ノイズ、いやな臭い、温度確認
・電源プラグ部分のほこりやノイズ、いやな臭い、温度確認
・電源コードの劣化、傷つき、ノイズ、いやな臭い、温度確認
・止水栓の部分からの水漏れ、劣化、傷つきがないか
・給水ホースの劣化、傷つき、漏水、電源プラグ箇所への接触
・便座の亀裂、ガタつき、色落ち、ノイズ、いやな臭い、温度確認
・便座クッションパーツのはずれ具合
・においカートリッジ部分の目づまり、ほこり汚れ

くわえて、ウォシュレットの不具合を防止するには、トイレの温度および湿度の管理もポイントです。

夏期シーズンに長時間トイレを使用しないときは、いつも換気できる状態を保ち、凍りつきの危険があるケースでは、水を抜いて予防しましょう。

水抜きの方法は、トイレのタイプによって異なるため、購入メーカーの取扱説明書でチェックしてみてください。

まとめ

今回は、ウォシュレットの便座が温まらない原因とその対策について解説してきました。自分で対処可能な範囲は、汚れが溜まっていた場合と設定が異なっていた場合にほとんど限られてしまいます。

無理やりに自分で解決しようとせず、専門業者を呼べるタイミングであれば、ウォシュレット修理をプロに任せてしまった方がいいでしょう。代わりに自宅でできる予防策を徹底し、ウォシュレット便座の不具合をいち早く見つけられるようにしておくのが得策です。

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