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水のコラム

洗面台の下に水漏れ!?慌てず応急処置と修理をしよう

2022年11月29日 水回り


洗面台下は収納になっており、水漏れが起きても気が付きにくい場所です。気が付いたときには、大変な状態になっていた、なんて事態を経験した方もいるかもしれません。

いきなりトラブルが起きると慌ててしまいますが、洗面台下の故障は落ち着いて対処すれば業者を呼ばなくても修理できます。よくあるトラブルと対処法をご紹介します。

洗面台下で発生する水漏れの原因

洗面台下は、トラブルが発生しやすい場所です。原因が複数あるため、修理の際はどこで発生しているかを見極める必要があります。主な原因を解説するので、トラブルの判別にお役立てください。

蛇口パーツの内部や隙間
蛇口やシャワーヘッド・ホース・パーツの隙間から水が出るのは、よくあるトラブルのひとつです。蛇口を構成しているパーツは、経年劣化で故障が発生します。

蛇口と洗面台の設置部分などに水たまりがある場合、蛇口内や隙間から漏れだしている可能性が高いです。この場合、古いパーツを新しいものに変更しない限り、トラブルが発生し続けます。

配管や止水栓
給水管・止水栓でも水漏れは発生します。配管は、水圧や経年劣化により壊れることがあります。ナットの緩みやパッキンの劣化が原因です。放っておくと錆びて配管の機能に悪影響を与えるため、早急に修理すべき原因でもあります。

どちらも洗面台の収納部分にあるため、トラブルが発生していても気が付きにくい場所でもあります。トラブルにいち早く気がつくには、定期的な配管の確認が必要です。使い始めてから年数がたっているなら、こまめに確認しておきましょう。

トラップや排水管・ホース
給水設備だけでなく、排水設備もトラブルの発生ポイントです。排水管は、S字などに曲がっている部分があります。この部分は「トラップ」と呼ばれ、下水から悪臭や虫が上がってこないように水をためておく役割があります。

トラップと配管はパーツごとにつながれており、この隙間から水漏れが起こることがあるのです。給水設備同様、ナットの緩みやパッキンの劣化により引き起こされます。こちらも錆による悪影響が考えられるため、早急に修理したい部分です。
床や洗面台との接合部
洗面台は、床と配管でつながっています。この隙間から水が入り込むこともあるため、注意が必要です。

配管や下水管の方でトラブルが発生し、水が逆流していると接合部に異常が発生します。場合により、修理に特殊な機材や道具が必要になることもある部分です。

トラブル発生時の応急処置

洗面台の下で発生した以上に気が付いたときは、まず応急処置を行いましょう。故障の影響を最小限に抑えられます。まずは故障の影響を食い止めてから改善に取り組んでください。

上から水漏れするならバケツを置く
トラブルが発生すると「上から水がポタポタ落ちてくる」などの事態になっていることがあります。このような場合はバケツや水受けになる物を置きましょう。おそらく収納部分に水たまりができているので、その中心に置きます。

水を受けるものを置く前に、雑巾やタオルで水をふき取っておきましょう。応急処置が終わったら、修理のための準備に移ってください。

給水管トラブルの際は止水栓を留める
給水管でトラブルが起きているなら、止水栓を閉めましょう。栓を閉めれば給水されなくなるので、故障の影響を抑えられます。栓にある溝にマイナスドライバーを入れて回すと閉められます。ドライバーがないときは、コインで代用しましょう。

栓を閉めるとき、何回回して閉めたか回数を覚えておいてください。改善後、栓を開けるときに回した数が分からないと、蛇口に適切な水量での給水ができなくなります。閉めるときは必ず回した数をメモしておきましょう。

接合部が原因ならタオルをあてる
配管の接合部にトラブルが発生していると、水がにじみ出てきます。タオルを巻いて、染み出ないようにしましょう。高い位置から出ているなら、バケツも併用するとより安心です。故障の状態によりタオル1枚では追い付かなくなることもありますので、複数枚用意しておきましょう。

原因別修理方法

応急処置が終わったら、修理の準備をしましょう。原因別の修理方法を解説します。起きているトラブルに合わせて適切な改善方法を選択してください。

用意する道具
改善作業には、以下の道具を使用します。まずは道具を用意しましょう。

● マイナスドライバー
● プラスドライバー
● モンキーレンチ
● 蛇口やパッキンなどの交換パーツ
● タオルや雑巾

マイナスドライバーは、止水栓を留めるときに使います。給水設備意外に原因があるときでも、作業の際は一度栓を閉めてください。思わぬ水漏れを防止できます。プラスドライバーやモンキーレンチは、パーツの分解や締め直しに必要です。

蛇口部分の故障は、パーツを交換しないと直りません。蛇口は部品ごとに売られていないため、すべて交換する必要があります。メーカーや型番により対応しているパーツが違うためご注意ください。また、パッキンの劣化が原因の場合は、新しいパーツが必要です。

修理の際水分があると作業しにくいことがあります。タオルや雑巾などですぐにふける状態にしておくと、スムーズに作業できます。

蛇口パーツは交換で修理
蛇口は、シャワーホースも一体化されています。一部が壊れているだけでも、すべてのパーツを交換しなくてはなりません。

交換方法は、まず止水栓を閉め、プラスドライバーやモンキーレンチで蛇口を外します。外すときに出たネジやナットは無くさないようにしましょう。ハンドルやシャワーヘッド・パッキンなど、異常が発生しているパーツを交換します。

交換後は取り外したときとは逆の手順でパーツをはめて完了です。栓を開けて水が正常に流れるか確認してください。異常があるなら再度栓を閉めて作業を続け、ないなら後片付けをします。

配管の隙間からの水漏れはナットの締め直しとパッキン交換で対応
配管の隙間から漏れている場合、ナットの緩みかパッキンの劣化が疑えます。止水栓を閉めて、原因のパーツがある部分を修理します。

ナットの場合は、モンキーレンチで閉めなおしてください。パッキンが原因ならパーツを外して古いパッキンを交換し、配管を元通りにします。その後、栓を開けて水を流し、異常がないか確認します。なければ作業は完了です。

配管によるトラブルは、床に近いところや、床下から発生しているときもあります。このような場合、原因解明や改善には、特殊な技術が必要です。家庭では修理できませんので、すぐに業者へ連絡して、異常を確認してもらいましょう。

排水ホースのはずれは差し込み直す
洗面台の中には、排水管がホースになっているものがあります。このタイプはまれにホースが下水から外れるときがあり、トラブルの原因にもなります。ホース外れが原因だった場合、特別な道具は必要ありません。

ホースを配管に挿し直せば、修理できます。修理後頻繁に外れる・異臭などほかのトラブルが発生するようになったら、業者の力を借りてください。

修理が難しければ無理せず業者へ連絡する

原因別の修理方法をご紹介しましたが、中には自分で修理するのが難しいパーツもあったかと思います。修理が難しい・何度やっても改善できないときは、業者に連絡しましょう。原因を的確に見つけ、専門的な技術でもって改善してくれます。

無理に修理しようとしたり、故障を放置したりすると、状況を悪化させてしまうこともあるため、少しでも難しいと感じたら、専門家の力を借りることも視野に入れましょう。

まとめ

洗面台下の水漏れは、さまざまな原因により発生します。目立ちにくい部分であるため、トラブル発生から時間がたち、悪化してしまうこともあります。気が付き次第、すぐに応急処置や改善に取りかかりましょう。

修理は自分でもできますが、難しい修理も多いです。改善が難しいときは、業者へ依頼することも検討しましょう。また、修理しても何度もトラブルが発生するときも、相談してください。

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