水のコラム
浜松9台所パイプのつまりを自分で直す方法・対策方法
台所の下に設置してあるパイプは、カーブしていて長すぎてつまりが起きやすい部分です。パイプ部分につまりが起こった場合、自分で対処することはできるのでしょうか。
この記事では、自分で簡単につまりを直す方法や普段から気を付けておきたい対策法を紹介します。水トラブルが生じた時に役立ててくださいね。
台所パイプのつまりは最初に原因の特定から
問題を解決する前に、まずは原因を特定することは不可欠です。4つの原因を以下で取り上げます。
油汚れ
台所では、食材などをはじめ油を使った調理することが多いはずです。きちんと処理したつもりでも、調理後の鍋や食器に付着した油はそのまま洗い流してしまうこともあるのではないでしょうか。
油は水に溶けることがないので、排水管の側面にへばり付いて残ってしまいます。粘土も高く冷えて固まった油は、食べ物カスや洗剤を吸着し、パイプつまりの原因になるのです。
食べ物カス
調理時に流れてしまった食べ物カスもつまりの原因になります。大きいゴミの場合は、排水溝に流れていく前にキャッチして捨てることが多いでしょう。
一方、細かいカスの場合は、ワントラップの隙間をくぐり抜けて排水溝まで流れていってしまい、油汚れと結合してしまいます。
洗剤カス
食器洗いに使用する洗剤もつまりを引き起こす原因になります。洗剤は、すべて水やお湯に溶け切ることはありません。
食器洗いの際、洗剤カスはそのまま流れていき、排水管内にこびりつきます。そのままにしておくと、油汚れや食べ物カスなどと一緒になって、つまりはますます悪化していくのです。
固形物
排水溝の中に爪楊枝やスプーンなど固形物を流してしまって、台所パイプをつまらせてしまうことも起こり得ます。
固形物が台所パイプよりも先の排水管まで流れてしまった場合には、大掛かりな解消工事が必要になることもあるでしょう。
台所パイプのつまりを自分で直す方法
台所パイプがつまった時でも、多くの場合は自分で直せます。ここでは、自分で直せる方法を4つ紹介します。
タオルを使った解消方法
まずは、タオルを使った方法を紹介します。用意するのは、フェイスタオルのみです。はじめに、シンクの受け皿を外して排水溝をオープンな状態にしてください。
続いて、タオルの先端を丸めて排水溝を塞ぐように詰め込みます。タオルを詰め込んだ後に、シンク内に50〜60度のお湯を7割ほど溜めてください。
この時、お湯が飛び跳ねて火傷しないように注意しましょう。シンクにお湯を溜めた後、タオルを一気に抜いて排水溝にお湯を流し込んでください。水圧とお湯の力でつまりの原因を流し込みます。
ペットボトルを使った解消方法
タオルを使って解消しないつまりには、ペットボトルを使ってみるのもおすすめです。ペットボトルは、配管内の水圧を上げることでつまりを取りやすくします。
真空式パイプクリーナーと似たような効果が期待できるでしょう。用意するのは2Lまたは、500mlのペットボトルです。素材は柔らかめで、凹ませるとボコボコするタイプのものを用意してください。
まず、排水溝の排水トラップを外して排水管の入り口を露出させた状態にします。この状態で、ペットボトルの口を配管の口に合わせてください。
この時、配管の口に合わせて下側に押さえるようにすることで隙間をなくせます。隙間がない状態であることを確認してから、ペットボトルを何回か押して空気を送り込んでください。
最後にペットボトルを抜いて完了です。排水溝から音がした場合、何度か繰り返しているうちに、つまりが解消されるかもしれません。
ピーピースルーを使った解消方法
ピーピースルーという洗剤を使って、パイプつまりを直すこともできます。ただし、固形物のつまりには対応していないことを覚えておきましょう。洗剤を使った解消方法は、排水管の掃除にもなるため、予防にも効果的です。
まず、排水溝周りに洗剤を撒きましょう。次に、ぬるま湯を使って洗剤を排水溝の中に流し込みます。洗剤をすべて流し込んだ後、30分〜1時間ほど時間を置きます。
ピーピースルーの製品によっても時間は異なるため、注意書きをよく読んで時間を置くようにしてください。最後に、水を流してつまりが解消されているかどうかチェックします。
パイプ交換でつまりを解消
キッチン下のパイプでのつまりが起きている場合、パイプそのものを交換してしまうこともできるでしょう。ただし、DIYが苦手な方にはおすすめできません。水回りのDIYに自信がある方はやってみてください。
まずは、パイプの接続部を取り外します。多くのキッチンでは素手で外せるナットを使用しているため、取り外しは簡単にできるはずです。
しかし、非常に固い場合もあります。その場合は、レントを使って取り外してください。続いて、取り外したパイプの長さを測り、新しく購入したパイプを同様の長さに調節します。間違いがないように慎重に行いましょう。
その後、新しいパイプに接続用のキャップとナットを取り付けて、接続します。最後に、水を流してみて水漏れがなければ完了です。
台所パイプをつまらせないための対策
日頃から台所パイプをつまらせないようにするには、どうすればよいのでしょうか。3つの対策方法を紹介します。
熱湯を使う
簡単なつまり解消方法のひとつは、熱湯を使うことです。上記で説明したように、油汚れはつまりを招く大きな要因です。排水管内で固まってしまう前に、お湯で溶かすようにしましょう。
毎日の洗い物が終わった後に、洗い桶1杯分くらいの熱湯をシンク全体にかけるようにしてください。熱すぎると、排水管を痛める可能性があるため、50〜60度ほどのお湯を使うのがおすすめです。排水溝のヌメリや悪臭も防ぐ働きも期待できます。
ゴミ受けネットを使う
細かい食材カスを流してしまわないように、排水溝にゴミ受けネットを取り付けるようにしてください。ゴミ受けネットは、百円均一やドラッグストアなどで手に入ります。定期的に交換して排水溝内を清潔に保つようにしましょう。
パイプクリーナーで掃除する
液体パイプクリーナーを使って週に1回は、排水溝を掃除するようにしてください。パイプクリーナーは、完全につまってから使用するのでは効果を発揮しません。
排水溝の流れが悪いと感じた時や、日頃のメンテナンスに使用するのがおすすめです。排水管にこびりついたつまりの原因を溶かせるので、大きな予防効果を期待できるでしょう。
自分で直すことに自信がない場合は業者へ
上記では、自分で台所パイプのつまりを直す方法を紹介してきましたが、つまりの原因によっては、自分ではなかなか解消できないこともあるでしょう。
そのような場合は、水道業者に依頼することをおすすめします。水道業者は、素人では扱えない専門の機械や薬剤を使用してパイプつまりを解消してくれます。
自分で直すことに自信がない人は、迷わずにプロに相談してみましょう。
まとめ
台所パイプの流れが止まった場合、まずは何が原因かを特定することから始めましょう。軽いつまりなら、タオルを使って解消することも可能です。排水溝を塞ぐようにタオルの先端を詰め込んで、50〜60度のお湯を7割ほど溜めてください。
その後、勢いよくタオルを抜いてお湯を流すだけです。タオルで解消できない場合は、他の道具を使用することもできます。実践できる方法があるはずです。しかし、原因によっては自分で解消することが難しいこともあり得ます。そのような場合は、速やかに水道業者を呼んで対処してもらいましょう。
浜松のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「はままつ水道職人(浜松水道職人)」