水のコラム
水漏れはテープで修理できる?自分でも可能な応急処置について解説
水漏れはテープで修理できる?自分でも可能な応急処置について解説
水漏れ事故が生じた際にテープを用いて、修理できるのか疑問を持っている人もいるかもしれません。発生箇所やその原因によっては応急として水漏れを停止することができます。
しかし、その後の適切な対処が重要になってきます。
そこで今回は、補修用テープによる自分でも可能な応急処置の方法について解説します。
水漏れ場所の見つけ方
水漏れをテープ補修する際、どんなところから起こっているのか調べることが必要です。自分で水漏れ場所を見極めるのはレベルが高いと感じる人もるかと思いますが、水道メーター機を使うと、自分でも見極められることがあります。
以下、水漏れ場所の見つけ方を紹介します。
水道メーター機
水道メーター機を使用すれば、漏水の有無や大まかな水漏れ場所を見極められます。以下、水道メーター機を用いて自分で漏水の調査をする方法を解説します。
用意するものは、マイナスドライバーです。
・家全部のカランを止める
・水道メーター機にある、パイロットパーツが稼働しているかチェックする
水道メーターには、2つのタイプがあり、それぞれ「直読タイプ」と「円読タイプ」です。
・パイロットが稼働しているときは、どこかで水漏れしている
・水漏れ場所を見極めるには、家内にある止水栓を1つずつ閉めていき、パイロットの反応を確認する
・水漏れが見極められないときは、壁内部や床下など確認できないところで水漏れしている場合がある
また、水道メーターでは見極められない原因もあります。
水道メーターで見極められるのは、給水用設備や給水管部分が原因の水漏れだけです。もしも排水設備から水漏れしていても、上の方法では見極められないので注意してください。
自分の目やメーター機ではチェックできない水漏れは、専用機材の使用や土の取り除きをする必要もあるので、専門業者に調査依頼をすることをおすすめします。
水漏れは補修用テープで修理可能か
水漏れが発生している原因によっては、補修するための専用テープでも一時対処できます。以下、補修専用テープで応急処置ができる水漏れ原因を解説します。
補修専用テープで修理可能な水漏れと不可能な水漏れ
給水管や排水管類のパイプ付近からの水漏れや、きれつ割れといった外からの傷がもとで起こる水漏れについては補修専用テープで一旦しのげます。
給水管や排水管部分からの水漏れは、自分で新品に取り替えることもできるので、試してみてもいいかもしれません。
配管付近の水漏れでも、壁面や天井内部のような目で確認できない場所から発生している水漏れは自分で補修できないので、直ちに専門業者に依頼して修理してもらうのがいいでしょう。
また、内部パーツや詰まりによる水漏れだと、水漏れ専用の特殊テープでも対処不可能なので、根本的な修理をする必要が出てきます。パーツの取り替えは自分でもできます。
補修専用テープのタイプをチェック
同じ補修専用テープでも、近年では色々なタイプの製品が購入できます。どれを選べばいいか判断できない人は、以下を参考に選んでみてください。
まず一つ目は、自己融着テープ。特徴は以下の通りです。
・接着剤を使用していない
・ゴムを伸ばして巻きつけるとテープ同士がひっつく作り
・防水性能があり、配管部分の水漏れ修理に使われる場合がほとんど
・曲がった箇所には貼りつけられない
二つ目は、防水補修専用テープ。特徴は以下の通りです。
・粘着性のある成分を使ってくっつける種類
・テープに防水用の加工がある
・細かな箇所や曲がったところでも使える
三つ目は、水道用ラップテープ。特徴は以下の通りです。
・接着剤を使用しない
・テープ同士がひっつく作り
・軽度の水漏れに適している
最後は、アルミテープ。特徴は以下の通りです。
・別のテープよりも安く入手しやすい
・耐熱温度に注意する必要がある
・水漏れに特化した製品ではないので、すぐはがれることがある
補修専用テープでくい止められるのは、ぽたりぽたりと垂れてくるレベルの軽度な水漏れです。きれつや穴部分から、噴水のように飛び出す水漏れには対処できないので、注意してください。
重度の水漏れが発生しているときは、一回、元栓を閉めてから直ちに専門業者に依頼するようにしましょう。放置しておくと別の箇所に被害が及び、水道代金を高く支払うことになってしまいます。
補修専用テープで水漏れをしのいだら終わりではない
時間経過することで傷が広がり、水漏れのダメージが大きくなる危険性があります。
したがって、補修専用テープを使ったやり方で応急として水漏れを止めたあとは専門業者に依頼して修理と取り替え作業をしてもらうのがいいでしょう。
水漏れ被害を悪化させないための対処法
きれつ割れや穴空きによって起こる水漏れトラブルは、補修専用テープを使用して応急処置を施すことができます。一時的な対処方法なので持続性は低いですが、修理業者が来るまでの間の被害を小さくすることができるので最適です。
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以下、水漏れの被害を進行させないための対処方法を紹介します。
水漏れ補修専用テープで応急処置をする方法
用意するものは、水漏れ専用補修専用テープとボロ布です。
・水道の元栓を閉める
・テープを巻きつけるところの汚れをボロ布でふく
・補修専用テープを15〜30㎝くらいにカットする
・補修専用テープを強く引っ張りつつ、水漏れが発生しているところに強めに巻きつける
・補修専用テープの端のところは強く引っ張りすぎないようにしながら、やや余裕を持って巻いていく
・巻き終えたら水道の元栓を開く
また、補修専用テープが使用できないトラブル箇所は止水栓や元栓を閉めて対応します。
補修専用テープ類を巻いても水漏れを一時しのぎできないところは、止水栓や水道の元栓を閉めることでダメージを最小にすることができます。
放置しておくと水道代金が急に高くなったり、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいるときは、下の階の室内に水漏れが発生してしまったりする場合があります。
無駄な出費を抑えるためにも、応急処置を確実にしておくのがおすすめです。
水漏れ修理を業者依頼した場合の費用
トイレや配管箇所にきれつが入ったときに、自分で修理するのはハードルが高いので、専門業者に依頼するのが最適です。
ただし、どのくらいの費用が必要になるのかわからない、大体の相場だけでも知りたいという人もいるでしょう。
以下、水漏れ修理を専門業者に依頼した際の費用相場を紹介します。
きれつ割れした台所のカラン取替をした場合
混合栓の取り替え作業と修理加工費、軽作業、パーツ代金を含めて、総額は6万円ほどです。
破損による外の配管箇所の水漏れ修理工事をした場合
外での軽・中作業や給水管工事、その他工事、パーツ代金を含めて、総額は8万円ほどです。
配管故障に関連してトイレの修理をした場合
単水栓の取り替えやフレキ管の取り替え、防水処理加工の軽作業、単水栓・フレキ管各パーツの代金を含めて、総額は4万円ほどです。
壊れたトイレ水槽の水漏れ修理をした場合
トイレ水槽の取り替え作業とトイレ水槽本体の代金、その他パーツ費用を含めて、総額10万円弱です。
まとめ
ここまで、水漏れはテープで修理できるかについて解説してきました。自分でも可能な応急処置も紹介しましたので、もしもの時のシミュレーションができたのではないでしょうか。
補修専用テープにもさまざまなタイプがあり、それぞれに適した水漏れシーンがあります。ご自宅の水漏れケースに適した応急処置を済ませたあとは、すぐに修理業者の手配をするようにしましょう。
浜松のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「はままつ水道職人(浜松水道職人)」