水のコラム
風呂の排水口の水がたまっている場合のスムーズで有効なつまり解決方法
風呂の排水口の水がたまっている場合のスムーズで有効なつまり解決方法
ふと風呂の排水口の水が、思った以上に溜まっていて驚いた経験がある方はいるかもしれません。
この状態は詰まりの前触れと言ってもいいでしょう。
そこで今回は、排水口の水がたまっている場合のスムーズで有効な解決方法について解説します。
風呂の排水口に水がたまっている場合はつまりの可能性大
風呂は日々入るので、排水口内に毛やゴミ汚れが積もっていると、水の流れが止まり流れにくいことがあります。
したがって、定期的に綺麗にしておくことが大事です。
この清掃を怠けてしまうとゴミ汚れがどんどん蓄積されて専用の薬剤を使って取り除く必要が出てきます。
それでもなお排水口の流れがスムーズにいかないときは、何かしら異物などが詰まっている可能性が高いです。
風呂の排水口が詰まる理由
風呂は日々使うところだからこそ、排水口に毛や固形石鹸カス、皮脂汚れなどが気づかぬうちにたまっていきます。
こういったゴミ汚れが積もることで水が流れづらくなり、つまりの原因となるのです。
排水口つまりの原因は他にもあります。
つまり問題は、解決する原因によって対処法が異なり、清掃方法も異なってきます。
よって、つまりの原因を確実に理解することが肝心です。
つまり症状を起こしやすいものには、以下のようなものがあります。
風呂の排水口つまりの原因はいろいろです。
よって、どんなものがつまりを引き起こしやすいのかきちんと把握しておく必要があります。
毛
風呂の排水口のつまり問題で最も頻発するのは毛です。
毛は一人につき1日に平均90〜120本以上抜けると言われています。
とりわけ、ロングヘアーの人は1回の風呂で排水内に毛がたくさん溜まる場合もあります。
よって、排水口がつまりを起こさないよう日々風呂から上がったら毛を取るとよいでしょう。
皮脂汚れ
人体から出される汚れの種類には皮脂汚れが含まれます。
皮脂汚れは排水口内に付いて積もってしまい、水の流れが悪くなるのです。
よって、こまめに排水口の清掃をする以外に、重曹のようなアルカリ性の専用薬剤を用いてつまりを解決する必要があります。
洗剤のカス
風呂で体を洗う際は、固形石鹸やシャンプーといった洗剤をいろいろと使うでしょう。
しかし、これらの洗剤のカスは排水口にたまった毛に付きます。
付いた洗剤のカスは溜まると粘る特性があり、これがつまり原因へと変わるのです。
洗剤のカスはアルカリ性の薬剤(重曹も可能)を使うことで取り除けます。
固体物
シャンプーの液体などを足す場合、間違えてビニール容器の切れ端を流した経験はありませんか。
ビニール容器や透明の小さな容器は、風呂の湯気で視界が悪いと見つけにくいものです。
そんな固体物はつまりの原因となります。
風呂の清掃をまめにしている人もいるでしょう。
ただ、排水トラップのところまで清掃する人は多くないかもしれません。
排水トラップを清掃しないと、汚れが溜まってつまる危険があります。
したがって、確実に排水トラップを清掃して汚れを除去することが大切です。
排水口がつまったら第一に試してほしい清掃方法を紹介します。
排水管専用洗浄剤とラバーカップ、ワイヤーブラシを準備してください。
清掃手順は以下の通りです。
・ゴミ受けのゴミ汚れを取る
・排水トラップを外す
・排水トラップに付着するゴミ汚れを取る
・すすぐ
・反対の順序で排水トラップ類を設置
椀トラップでもドラム型トラップでも、清掃方法にあまり違いはありません。
ただし、ドラム型トラップのドラム部品は外すのが難しい場合もあります。
したがって、心配な場合は無理に外さないでください。
工具を使って強い力を与えてしまうと、ドラムを止めている突起部分が壊れてしまう危険もあるからです。
重度のつまりの場合は、ラバーカップやワイヤーブラシを用いて汚れを取ります。
ラバーカップは、排水口部分にきっちり隙間なく密着させて押し引き動作をすることで、固形物などつまり原因を除去できます。
ワイヤーブラシは、つまり原因になる積もった毛の汚れをかきだすイメージで使います。
つまりの特性にあわせて使い分けしましょう。
道具を用いてもつまりが解決しないときは、排水管専用洗浄剤を使用しましょう。
排水管専用洗浄剤を使用する場合は空気を換気してください。
強力な薬剤成分が含まれている場合があり臭いも強いので、密室状態で使用すると気分が害する危険があるのです。
排水トラップを清掃しても解消しないときの対処法
排水トラップを清掃しても、すぐにつまる場合があります。
専門業者に依頼するレベルのつまりでなければ自分で対処したいところです。
以下、自分で可能な解消法を複数紹介します。
ワイヤーハンガー
ワイヤーハンガーはどのつまりの原因にもオールマイティーに効果があるといわれています。
ワイヤーハンガーの使用法は、はじめに排水トラップを取り外し、排水管内部に挿入します。
排水口内にある、つまり箇所にワイヤーハンガーの先端が突きあたったら、そのつまり物に穴を開けるような感覚で押し込みましょう。
つまり物に穴が開き、ちょっとずつ水が流れ出せばつまりの問題が解消された証です。
カーブしている仕組みの排水管にも行き届くので、奥側につまった汚れ物を除去できるのです。
液体パイプクリーナー
毛がつまりの原因の場合、パイプクリーナーが有効です。
毛はタンパク質の成分なので、液体パイプクリーナーが毛を分解し溶かしてつまり問題が解決されます。
クエン酸と塩素系ハイターは組み合わせない方がいい
つまり問題を解決するために塩素系ハイターを用いる人も多いでしょう。
ただし、塩素系ハイターとクエン酸を組み合わせるのは危ないので避けてください。
というのも、有毒ガスが生じて、換気が不十分だと気分を害するほか、身体に悪影響を与える危険があります。
専門業者に依頼もあり
排水口がつまって入浴できなくなってしまった場合は、そのままにせず、直ちに専門業者に依頼しましょう。
そのままにすると水がたまり、床面が水浸しになる危険性があるので、直ちに対処する必要があります。
ただ、なかには、高額な請求をする良くない専門業者もいるようです。
よって、安心して頼める専門業者を見つけて依頼する必要があるでしょう。
日常の詰まり予防法
専門の業者に依頼する場合、支払う費用は安くはありません。
突如の出費で悩む前に、日常からつまらない工夫が必要になってくるでしょう。
下記、自分で可能な予防方法を紹介します。
ゴミ受けで髪の毛がつまるのを予防
排水口に毛が入りこまないようにゴミ受けを置きましょう。
シール式やシリコン式など種類がたくさんあります。
また、ゴミ受け内にはカビ菌や細菌類の発生を防止する力もあります。
定期的に排水口の汚れを取る
液体パイプクリーナーをつまりが起きてから使う方もいますが、つまる前に使っても問題ありません。
コンスタントに液体パイプクリーナーを使用することで、つまり予防になるので清掃のときに同時に使うとよいでしょう。
排水口つまりの原因は多様です。
原因を見極めて適切な対処方法で解決していきましょう。
ただし、自分で対処できない場合は、専門業者に頼んで解消するのもひとつの手段です。
判断に迷ったら、専門家のアドバイスを仰いで対処しましょう。
まとめ
この記事では、排水口の水がたまっている場合のスムーズで有効な解決方法について解説してきました。
水が溜まり始めたなと感じたら、ひとまず原因を知るために自分で観察してみましょう。
対処できる場合は、まずは排水口清掃、解消されないときは本記事の対処方法を参考にしながら実践してみて下さい。
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